背中脱毛で後悔?メリットとデメリットも解説
公開日:2021年07月20日 更新日:2023年06月14日
結婚式やレジャーなどで背中の開いたドレスや水着になる機会を控えているなら、気になるのが背中の産毛。
背中の産毛は普段気にならなくても人からは目につきやすいため、イベントがあると途端に自己処理に追われることになる厄介な部位です。
そこでおすすめなのが背中脱毛。
背中脱毛は、自己処理が難しい背中の産毛を脱毛できるだけでなく、肌が美しくなる人気の施術です。けれど、中には背中脱毛をしたことを後悔している方もいらっしゃるようです。
背中脱毛を後悔しないためにも、後悔している理由とそれを回避する方法について、理解したうえで施術を受けるようにしましょう。
この記事では、背中脱毛のメリットとデメリット、背中脱毛をして「後悔した!」という声を参考にしながら、後悔しないための対策について解説します。
この記事を読むことで、背中脱毛の範囲や失敗したと感じやすいポイントについて理解でき、下記のような疑問や悩みを解決します。
こんな事がわかる
- そもそも背中脱毛の照射範囲はどこまでしてもらえるの?
- 背中脱毛のメリットとデメリットにはどのようなものがあるの?
- 背中脱毛で失敗しないための対策を知りたい
目次
背中脱毛の範囲
背中は面積の広いパーツであるため、背中の上部と下部に分けて料金が設定されているのが一般的です。そのため背中脱毛と一口にいっても、その料金は2か所分になるので注意しましょう。
背中上部の範囲は首の付け根にある頸椎棘突起から肩甲骨下部まで、背中下部は肩甲骨下部から腰骨までの2つに分かれることが多いですが、クリニックやサロンによって範囲は異なります。また、うなじや襟足、腰は背中脱毛の範囲に含まれないので注意が必要です。
背中脱毛とは?背中脱毛のメリット
背中脱毛では、顔の産毛と同じように細く色素の薄い毛を処理していきます。そのため、レーザーを照射したときに感じる痛みも少なく、施術を受けやすい部位です。
では、この背中脱毛にどのようなメリットがあるのか詳しくご紹介します。
背中のニキビができにくく改善しやすい
背中はニキビや炎症などの肌トラブルが起きやすい場所です。
背中は皮脂腺や汗腺が多く、皮脂や汗が出やすいため、ニキビや炎症ができやすいのです。また、シャワーの際に洗い流しきれず、背中についたままのシャンプーやトリートメント、ボディソープが毛穴に残ってニキビができることもあります。
背中脱毛をすると背中のムダ毛が毛根からなくなるため、毛穴自体が小さくなります。毛穴が小さくなると目立たなくてなめらかになるだけでなく、皮脂や汗、汚れが溜まりづらくなることでニキビができにくくなるのです。
毛によって、開いていた毛穴が原因で陥りやすかった肌トラブルの悪循環がストップし、ニキビができにくい、きれいな背中をキープしやすくなるでしょう。
水着姿や背中の開いたファッションに自信が持てる
うなじから背中にかけてのラインはちょうど視線に入りやすく、どうしても目についてしまうところですね。
満員電車で前の人のうなじから背中にかけての産毛が目についた、という経験がある方もいるはず。
背中全体に目を向けると、背中の毛穴は数が多く毛も細いため、一本一本は決して目立たない毛でも無数に生えているため、黒いベールをまとっているように背中全体のトーンを下げています。
しかし、背中脱毛をすることで薄黒く覆い尽くしていた産毛がなくなり、肌のトーンが明るくなります。また毛穴が小さくなる分、肌触りもなめらかになるでしょう。
このように背中が美しく映えるようになるので、水着やドレスなども自信をもって着ることができようになります。
もしウェディングドレスを着る予定があるなら、背中を見られる時間が長くなることが想像できます。背中の手入れを忘れたり、失敗したりして後悔したという花嫁の声もあるほどなので、背中がきれいであれば結婚式にも自信を持って迎えることができるでしょう。
自己処理で背中を傷つけることがなくなる
背中は見えづらく手が届きにくいので、自己処理が厄介なパーツですね。身体が硬いと手を伸ばすのも一苦労で、ムダ毛処理を手伝ってもらったという経験がある方もいることでしょう。
また、無理やり処理をしようとすると、背中を傷つけてしまいかねません。背中は洗いにくい場所でもあるので雑菌や汚れもたまりやすく、自己処理で傷ができてしまうと炎症などにつながり、回復にも時間がかかります。
しかし、医療脱毛で背中を脱毛した場合は、永久脱毛であるため毛が生えてくることはなく、むらなく処理されるので自己処理から解放されます。
急に水着を着ることになっても焦る必要もありません。意外と目につきやすいパーツだからこそ、いざというときに安心できますね。
やらなきゃよかった?背中脱毛のデメリット
背中脱毛にもメリットがあれば、デメリットもあります。
背中脱毛で失敗したと感じやすいポイントをご紹介します。
これらのデメリットも把握したうえで背中脱毛を検討すると、失敗を回避できるでしょう。
境目が目立つ
背中脱毛をするとつるつるのきれいな状態になるため、うなじや襟足、腰やお尻との境目が目立ち、気になる方が後を絶たちません。背中の上部のみを部分的に脱毛すると、背中下部との違いが気になってしまうことも。
このように背中脱毛のみを受けた場合、脱毛していない箇所との違いにがっかりしてしまうこともあるのです。
背中脱毛をすると、想像以上に肌のトーンが明るくなり、なめらかできれいな状態になるといえます。背中の大きく開いた服の場合、背中とうなじとの境目がくっきり見えてしまうので、着るのを躊躇するようになってしまうこともあります。
このような場合、背中脱毛をしたことを後悔してしまう方もおられるでしょう。
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効果を実感するまで時間がかかる
背中は太く濃い毛が生えるのではなく、産毛のように細く色素の薄い毛が無数に生えるという特徴がありました。
しかし、脱毛機は太く濃い毛に威力を発揮するため、産毛のような細く薄い毛には反応しづらく効果が出にくい傾向があります。
脱毛機から照射されるレーザーや光は、体毛に含まれるメラニン色素に反応することで、毛の発毛組織を破壊したりダメージを与えます。
産毛のようにメラニン色素が薄く細い場合はレーザーによる反応が鈍いため、すぐに毛が少なくなったと実感しづらく、回数を重ねる必要があるため、その効果が見えづらいところから不安になり、後悔するといったケースもあるようです。
個人差はありますが、医療脱毛であれば5回前後、エステ脱毛であれば12回以上の施術で効果を実感できるようになります。
効果の実感で後悔したくない場合は、医療脱毛がおすすめといえます。
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汗が増えたように感じる
背中脱毛をしたあと、汗が増えたように感じて不快に思う方もいます。
これは、今まで汗が背中の毛に流れることで、皮膚に汗が付着するのを防いだり、毛が汗を吸収し気体になるのを助けたりという働きがなくなったことによって、汗が背中を直接つたうようになったためです。
毛によってせき止められていた汗が直接つたうことで「汗が増えた!」と勘違いすることがありますが、脱毛によって汗の分泌が促進され量が増えることはありません。
しかし、汗が背中を流れやすくなることで生じる不快感から後悔することもあるでしょう。
毛嚢炎や硬毛化のリスクがある
背中脱毛には、毛嚢炎や硬毛化といった皮膚疾患のリスクがほかの部位に比べて高い傾向にあるといわれています。
毛嚢炎は毛根を包んでいる毛嚢、毛包とよばれる部分にできた傷に、黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌が入り込むことで起きる炎症のことで、赤みやかゆみ、膿を伴います。
毛嚢炎は、汗をかきやすいところや自己処理などで皮膚に傷ができた部分にも生じやすいもので、身体のいたるところに発症します。背中はもともと汗腺が多くムレやすい箇所であるため、脱毛をしなくても毛嚢炎が発症しやすいパーツです。
脱毛後は肌がダメージを受けており、乾燥しやすい状態であるため、保湿不足や清潔に保つためのケアを怠ると発症しやすくなるでしょう。
硬毛化は、レーザーや光を照射した部位の毛が以前よりも太くなることをいいます。原因は解明されていませんが、硬毛化は体毛が細く色素が薄いことに起因しているのでは、ともいわれています。脱毛機から照射されるレーザーは、産毛などの細い毛にはもともと威力を発揮しづらいため、発毛組織を破壊しきれず、刺激として伝わり発毛を促進するのではとも考えられています。レーザーや光の刺激によって毛の成長が促進された、またあくまで可能性ですが、脱毛の刺激によって退行期や休止期にあった毛の成長が早まったという可能性があるということです。
これらのリスクを予防する手段もあるので、次の章でご紹介するポイントをしっかりチェックしてから背中脱毛に臨みましょう。
背中脱毛で後悔しないためのポイント
背中脱毛をして後悔しないために、事前に確認しておきたいポイントがいくつかあります。これらのポイントを押さえることで、失敗しない背中脱毛を実現することもできます。
次にご紹介する4つのポイントをチェックしておきましょう。
使用する脱毛機を確認する
光による脱毛は、背中の産毛のような体毛にはあまり効果が期待できません。そのため、背中脱毛では産毛にも効果のある強力なレーザーを照射することが重要になります。
またレーザーによって照射される波長の長さに違いがあり、脱毛機によっては出力も異なります。産毛に対しては、比較的波長が短く出力の高い脱毛機のほうが、皮膚の浅い位置に存在する産毛の発毛組織には効果を発揮しやすい傾向があるとされています。
そして、数ある脱毛レーザーのなかでも、アレキサンドライトやダイオードレーザーは、波長が短く、産毛にも効果が高いといわれています。
このように背中脱毛では、搭載されているレーザーは産毛に適しているのか、効果があるのかをしっかり確認してから受けることが大切です。
うなじも一緒に脱毛するか全身脱毛をする
背中脱毛した部分とそうでない部分との違いは、脱毛の完了が近づくにつれ明らかになっていきます。
この境目が目立たないようにするには、うなじなど背中と連続した部位とセットで脱毛するか、全身脱毛で契約したほうが、境目のないきれいな後姿に仕上げることができ、費用を抑えることにもつながります。
もともと、背中は面積の広いパーツであるため部分脱毛としての料金も高い傾向があります。境目が気になりだしてさらに脱毛箇所を増やしていくと、全身脱毛よりも高額になってしまうケースもあります。そのため、背中脱毛のみで契約するよりも、組み合わせ可能なセットプランや全身脱毛で申し込んだほうが、結果的にお得になるケースがほとんどなのです。
また、脱毛以外のシェービング料金や麻酔などの付随する料金についても事前に確かめておくと、安心して施術を受けることができるでしょう。
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イベントに合わせるなら早めに脱毛を始める
前述したように、背中脱毛の効果を実感できるまでには時間がかかります。そのため、結婚式でウェディングドレスを着る予定がある、休暇で水着を着る予定があるなど、イベントが決まっているなら、早めに背中脱毛をスタートしましょう。
背中脱毛が完了するまでには、医療脱毛で5回程度通院する必要があります。毛周期と呼ばれる毛が生え変わるサイクルに沿って照射することが脱毛効果を高めることになるため、2か月か3か月に1回のペースで通うようになります。この場合、脱毛完了までに最低でも10か月はかかる計算になります。そのため、ブライダルやイベントの予定が決まったら早めに脱毛を始めるようにしましょう。
医療脱毛を選ぶ
背中脱毛で効果を実感したい、硬毛化のリスクも避けたいということであれば、医療脱毛がおすすめです。
医療脱毛であれば、5回程度の照射でほぼ自己処理が必要のない状態になるため、いち早くきれいな背中を手に入れることができます。エステ脱毛では医療脱毛ほど出力が高くないため、硬毛化のリスクが高い傾向にあるといえます。
また、医療脱毛は医療機関で施術されるため、硬毛化や毛嚢炎になった場合でもすばやく処置が可能であり、薬の処方もあります。また、クリニックであれば硬毛化が起きた後の照射の無料化など、保証も充実しています。背中の特質を考えると、脱毛の効果や脱毛に伴うリスク回避のためにも医療脱毛を選ぶと安心できるでしょう。
満足のいく背中脱毛のために
背中脱毛で失敗して、後悔しないための方法について解説しました。
この記事では、下記のようなことが分かったのではないでしょうか?
この記事のポイント
- 背中脱毛の範囲は、頚椎棘突起から肩甲骨下部までと、肩甲骨下部から腰骨までの2つに分かれていることが多い
- 背中脱毛には、ニキビができにくくなる、肌のトーンが明るくなる、肌触りがなめらかになる、自己処理による肌トラブル軽減などのメリットがある
- 背中と他部位との境目をなくすには、うなじ脱毛や全身脱毛をするとよい
- 産毛は脱毛効果を実感しにくいため、産毛にも脱毛効果の高い機種を選択するとよい
- 産毛がなくなると汗が直接背中をつたうため、汗が増えたように感じることがあるが、脱毛によって汗の分泌が増えることはない
- 背中脱毛には毛嚢炎や硬毛化のリスクがあるため、安全性の高い医療レーザー脱毛がおすすめ
背中脱毛では背中だからこその特徴に合わせて、脱毛のプランや脱毛機の種類なども考慮に入れて検討することが、満足のいく効果を得ることにつながります。
他の部位よりもお手入れが難しくリスクの伴う背中だからこそ、プロにお任せしたいもの。
背中脱毛のデメリットへの対策をしっかり講じておけば、なめらかできれいな背中をキープすることができます。
トイトイトイクリニックでは、産毛にも脱毛効果の高い医療レーザー脱毛機「ライトシェアデュエット」のみを使用しております。毛嚢炎などの肌トラブルが起きた場合にも、医師のサポートが常時可能となっておりますので、背中脱毛をご検討の方はぜひご相談ください。