薬剤について

作用と効果について

炎症を抑える合成副腎皮質ホルモン剤（ステロイド）と抗菌作用のある抗生物質の配合剤で、レーザー照射後の炎症による皮膚のかゆみ、赤み、腫れなどの症状を改善します。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください

• 以前に使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。真菌・スピロヘータ・ウイルス皮膚感染症、皮膚結核、動物性皮膚疾患、鼓膜に穿孔のある湿疹性外耳炎、皮膚潰瘍、第2度深在性以上の熱傷・凍傷がある。

• 妊娠または授乳中の方。

• 他に薬を使用している。（お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もあります。）

用法・用量（この薬の使い方）

• 通常、1日1～数回適量を塗ります。

• 眼科用に使用しないでください。また目の中に入らないように注意してください。

• 誤って多く使った場合は医師または看護師に相談してください。

主な副作用

皮膚の感染症、皮膚の刺激感、接触性皮膚炎、発疹、潮紅などが報告されています。
このような症状以外でも気になる症状が出た場合は、医師または看護師に相談してください。

作用と効果について

ルミガンは日本で製造されている緑内障用の薬ですが、まつげに塗布するとまつげが長く、太くなるためまつ毛育毛剤として使用されています。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください

• 以前に使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。

• 妊娠または授乳中の方。

• 無水晶体眼または眼内レンズ挿入眼である、眼内炎(虹彩炎、ぶどう膜炎)、ヘルペスウイルスが潜在している可能性がある。

用法・用量（この薬の使い方）

• メイクを落とし、清潔な状態にしてから塗布します。

• コンタクトレンズを装着されている方は外し、再度コンタクトを装着する場合は15分以上空けてから行ってください。

• 付属の綿棒にルミガンを一滴たらし、綿棒でまつ毛の根本（生え際）にアイラインを引くように塗布してください。

• まつ毛以外についてしまった場合は清潔なティッシュやコットン等で拭き取ってください。

• 感染症等を防ぐため、綿棒の両端で左右を塗り分けてください。

主な副作用

結膜充血、目の掻痒感、眼瞼色素沈着、角膜びらん(目のゴロゴロ感・痛み、まぶしい、涙が出る)などが報告されています。このような症状に気づいたら医師または看護師に相談してください。

作用と効果について

にきび菌や表皮ブドウ球菌などに殺菌的に働く抗菌剤で化膿したニキビや表在性皮膚感染症の治療薬です。抗生物質含有のローション（赤ニキビだけに効くタイプです）で、伸びが良く1日1回の塗布でよいため使用感が良いです。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください

• 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。

• 妊娠または授乳中の方。

• 他に薬などを使っている（お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください。）

用法・用量（この薬の使い方）

• 通常、適量を1日1回患部に塗布します。なお、ざ瘡（ニキビ）には洗顔後患部に塗布します。

• 皮膚のみに使用し、眼には使用しないでください。目に入った場合はすぐに水で洗ってください。

• 塗り忘れた場合は、気が付いた時にできるだけ早く1回分を塗ってください。1日に2回塗ったり、2回分を一度に塗ってはいけません。

• 誤って多く塗った場合は医師または看護師に相談してください。

• 医師の指示なしに、自分の判断で塗るのを止めないでください。

主な副作用

使用部位の乾燥、使用部位の刺激感、使用部位のかゆみなどが報告されています。このような症状に気づいたら、医師または看護師に相談してください。

作用と効果について

目に見えない極めて小さい毛穴のつまり（微小面ぽう）やはじめにできる白や黒のニキビ（面ぽう）に作用し、ニキビの進行を防ぎます。そのため、白色や黒色のニキビを中心に、さらに進行し炎症をおこした赤ニキビまでほとんどすべてのニキビを減らすことができます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください

• 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。

• 妊娠、妊娠している可能性がある、または授乳中。なお、使用期間中に妊娠がわかった場合あるいは妊娠を希望する場合は、使用を中止し医師に伝えてください。

• 他に薬などを使っている（お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください。）

用法・用量（この薬の使い方）

• 1日1回、就寝前の洗顔後、適量をニキビに塗ります。

• 顔のニキビのみに使用してください。

• 皮膚刺激感が起こることがありますので、切り傷、擦り傷、湿疹のあるところには塗らないでください。

• 眼、唇、小鼻や粘膜を避けて塗ってください。

• 眼に入らないように注意してください。万一、眼に入ってしまった場合はすぐに水で洗ってください。

• 前日に塗り忘れた場合には、就寝前に指示通りに適量を使用してください。1日に2回塗ったり、1回に2回分を塗ったりしないでください。

• 誤って多く使った場合は医師または看護師に相談してください。

• 医師の指示なしに、自分の判断で使うのを止めないでください。

主な副作用

皮膚乾燥、皮膚不快感、皮膚剥脱、紅斑、かゆみなどが報告されています。これらは使い始めてから２週間以内にあらわれることが多く、通常、軽度で一時的なものです。しかし、症例が悪化したり、治らない場合は、医師または看護師に相談してください。

作用と効果について

過酸化ベンゾイル（酸化剤）とクリンダマイシン（外用抗菌薬）の合剤となり、角質剥離作用および面ぽう減少作用により、ニキビの症状を改善します。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください

• 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。

• 妊娠または授乳中の方。

• 他に薬などを使っている（お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください。）

用法・用量（この薬の使い方）

• 通常、1日1回、洗顔後、患部に適量を塗布します。

• 12週間で効果が認められない場合は、使用が中止されます。

• 耐性菌の発現などを防ぐため、治療上必要な最小限の期間使用されます。

• 外用としてのみ使用し、口腔、眼、口唇、その他の粘膜、刺激および傷のある皮膚には使用しないでください。付着した場合は水で洗い流してください。

• 塗り忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く1回分を塗ってください。ただし、次に塗る時間が近い場合は忘れた分は塗らないで、次回の塗る時間に1回分を塗ってください。2回分を一度に塗ってはいけません。

• 誤って多く使った場合は皮膚刺激が増すおそれがあるので医師または看護師に相談してください。

• 医師の指示なしに、自分の判断で使うのを止めないでください。

主な副作用

乾燥、皮膚炎（接触性皮膚炎、湿疹を含む）、皮膚剥脱、紅斑、適用部位反応（疼痛、皮膚刺激、発赤、変色を含む）、かゆみなどが報告されています。このような症状以外でも気になる症状が出た場合は、医師または看護師に相談してください。

作用と効果について

テトラサイクリン系の抗生物質でニキビの原因となる「アクネ菌」に対しても有効で、ミノマイシンの服用はニキビ治療のガイドラインでも推奨されています。
アクネ菌を死滅させるのではなく、増殖を抑える薬なので治療には免疫機能の助けが必要となります。
そのため、効果がみられるのに時間がかかり、服用開始後1週間ぐらいにはニキビの改善がみられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください

• 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。

• 妊娠または授乳中の方。

• 他に薬などを使っている（お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください。）

用法・用量（この薬の使い方）

• 1日1回就寝前/1回1錠内服

• 飲み忘れた場合は、気が付いた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合は、忘れた分は飲まないで1回分をとばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。

• 誤って多く飲んだ場合は医師または看護師に相談してください。

• 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

主な副作用

発疹、発熱、浮腫、蕁麻疹、めまい感、頭痛、腹痛、吐き気、食欲不振、胃腸障害、嘔吐、下痢、舌炎、頭蓋内圧上昇に伴う症状、倦怠感などが報告されています。このような症状以外でも気になる症状が出た場合は、医師または看護師に相談してください。

作用と効果について

皮膚の保湿作用があり、皮膚の乾燥性症状を軽くします。また使用部位の血行を促進し、血行障害に基づく痛みや腫れを軽くします。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください

• 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。

• 妊娠または授乳中の方。

• 他に薬などを使っている（お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください。）

用法・用量（この薬の使い方）

• 通常、1日1～数回適量を患部に塗ってください。

• 眼や傷口（潰瘍、びらん面）に入らないように注意してください。

主な副作用

皮膚炎、かゆみ、発赤、発疹、潮紅、皮膚刺激感、紫斑などが報告されています。このような症状に気づいたら医師または看護師に相談してください。