脱毛前後の飲酒がNGな理由とお酒を飲んでしまった場合のリスク

公開日 公開日:2021年05月10日 更新日 更新日:2022年12月13日

脱毛前後の飲酒がNGな理由とお酒を飲んでしまった場合のリスク

脱毛前後にお酒を飲むと、肌トラブルが起きやすくなることをご存じでしょうか。クリニックやエステで脱毛したことがある方は、飲酒に関しての注意事項を聞いたことがあるかもしれません。
この記事では、脱毛前後の飲酒が良くないとされている理由を解説します。
この記事を読むことで、脱毛前後の飲酒への理解が深まり、以下のような疑問やお悩みが解決できます。

こんな事がわかる

  • 飲酒が身体に及ぼす影響
  • 脱毛前日の飲酒がNGな理由
  • 脱毛後の飲酒がNGな理由
  • 脱毛前後に飲酒をしてしまった場合の対処法

飲酒が脱毛に与える影響について

ではまず飲酒が体に与える影響、そして脱毛に与える影響について、ご説明いたします。

飲酒が体に与える影響

適度な飲酒は、わたしたちの体によい影響を与える可能性があると言われていることもあり、日常的にアルコールを摂取している方がおられるかもしれません。
ただ実際は、わたしたちの体にさまざまな負担をかけていることが知られています。
例えば、アルコールは心拍数や血圧の一時的な上昇を引き起こします。この上昇がたびたび繰り返されると、高血圧や不整脈、さらには心筋梗塞や脳卒中のリスクを高めることもわかってきています。
このほかにも、アルコールが原因となる問題を挙げます。

脱水状態

アルコールには利尿作用があるため、トイレに行く回数が増えます。そのため、飲酒中も飲酒後も脱水症状を起こしやすくなります。脱水状態になると、頭痛や喉の渇きを起こします。

消化器系への影響

アルコールは消化器系に刺激を与え、酸の分泌を増加させます。飲む量にもよりますが、消化管内の食物が通過する速度を速やくすることや、遅くすることもあります。これらの影響により、吐き気、嘔吐、下痢などが起こります。

電解質のバランスが崩れる

アルコールの摂取は、体内の電解質のバランスに影響を与えます。電解質のバランスが崩れると、頭痛や脱力感などの症状が現れます。

免疫系への影響

飲酒により免疫系の機能が損なわれることがあります。吐き気などの二日酔いの症状は、アルコールによる免疫系機能の変化に関係している可能性があります。

低血糖

飲酒は体内の糖分の生成を制限します。低血糖になると、疲労感、めまい、イライラなどの症状が現れます。

血管の拡張

飲酒すると、血管が広がります。血管拡張と呼ばれるこの作用は、頭痛と関連しています。

不眠

飲み過ぎると眠気を感じますが、質の高い睡眠を妨げることになり、夜中に目が覚めてしまうことがあります。次の日、いつもより眠気を感じるかもしれません。

脱毛前の飲酒がNGになる理由

飲酒が体に与える影響でもご説明した通り、アルコールを摂取することで私たちの体には、気づかないうちにさまざまな影響がでています。
そのような状況で脱毛の施術を受けると、さらに体に負担がかかることになります。
例えば、アルコール摂取後は心拍数が増えることもあり、私たちの皮膚への血流は増え、皮膚の温度も上昇します。
施術の際は、光やレーザーのエネルギーを毛根細胞に蓄えますので、熱が生じます。したがって、アルコールを摂取したあとの皮膚に、さらに負担を強いることになります。結果として、痛みが強くなったり、施術をした場所の炎症がより強く出たりする可能性があります。
また脱水や不眠が改善されていない状態で施術を受けることは、体調面への影響もでる可能性があるでしょう。
このような理由があり、飲酒後の脱毛はNGとされています。
なお飲酒後の影響がどの程度出るのかについては、飲酒量や摂取したアルコール類の種類、また個人の体質や体調によって変わりますので、一概にいうことは難しいです。
ただ一般的にはアルコールを摂取してから24時間以上空いていれば、問題はないだろうと言われています。

脱毛後の飲酒がNGになる理由

脱毛後の飲酒についても、理由は似ています。
施術を受けたことで負荷がかかっている皮膚に、飲酒をすると血流が増え、痛みや炎症が悪化してしまう可能性があります。
したがって、脱毛後の飲酒もNGとなっています。
施術後に飲酒を開始しても問題がない時期ついても、施術を受けた場所や使用した脱毛機器によって異なりますが、一般的には施術を受けた翌日以降であれば問題はないだろうと考えられています。

脱毛の前後に飲酒してしまったときの対策

では、脱毛の施術を受ける前後に飲酒してしまったときは、どのようにすればよいでしょうか?

脱毛施術前に飲酒してしまったときの対策

施術前に注意すべきことは、通常施術するクリニックやサロンで定めていますので、まずはあらかじめ指示されている注意事項を確認しましょう。
もし記載がない、あるいは対策がわからない場合は、施術前にクリニックに連絡することをお勧めします。
多くの場合は、施術日を変更することを勧められるでしょう。
予約を急に変更すると、キャンセル料を徴収されるところがあるかもしれません。そのため、飲酒したことを隠して施術を受けようと思う方がおられるかもしれません。
しかし、もし施術する側が飲酒した事実を知らずに施術を行い、その結果皮膚のトラブルが発生すると、大きな損害を受けることになります。また未申告で発生したトラブルは、保障の対象とならない可能性がありますので、注意が必要です。

脱毛施術後に飲酒してしまったときの対策

施術後に飲酒をしてしまった場合、経過を観察するしかありません。
もし皮膚のトラブルが発生するようなことがあれば、施術をしたクリニックやサロンに、飲酒をしてしまった事実を伝えたうえで、対策を相談してみましょう。

【まとめ】脱毛前後の飲酒がNGな理由とお酒を飲んでしまった場合のリスク

飲酒が身体に及ぼす影響や脱毛の効果に及ぼす影響を解説しました。
この記事では以下のポイントが理解できたのではないでしょうか。

この記事のポイント

  • 飲酒により皮膚の温度が上がるため、脱毛前後の飲酒は皮膚に痛みや炎症が出やすくなる
  • 飲酒後、24時間以上経過してから脱毛するのがよい
  • 脱毛の施術を受けた当日は飲酒をしない
  • 脱毛前後に飲酒をしてしまった場合には正直に相談する

飲酒と脱毛はあまり関係のないことのように思われがちですが、ご紹介したように皮膚へのトラブルが発生する可能性があります。そのため脱毛による肌トラブルを回避するために、脱毛前後はお酒を飲まないようにすることが大切です。
飲酒の予定がない日を選んで予約する、また万が一、飲酒をしてしまった場合には正直に相談するようにしましょう。
当院では、施術前に飲酒に関する注意事項も説明しています。疑問や不安に思うことがあればカウンセリング時にお答えしますので、お気軽にご相談ください。
脱毛後に肌トラブルになることがないよう、しっかりと自己管理して脱毛に臨みましょう。

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