毛周期を意識した効率的な脱毛と部位別の期間も解説

「脱毛したいけど、いつも忙しくてなかなか時間がとれない・・・」
「脱毛するにも時間もお金もかかるから、施術をためらってしまう・・・」
「家庭用の脱毛器だと脱毛しきれないし、クリニックに行くのも大変・・・」
そう感じたことはありませんか?
医療クリニック・エステ・脱毛サロンでの脱毛の施術は1回では終わりません。脱毛が完了するまで施術を受けていく必要があります。また、脱毛の方法によって、脱毛しきる期間も回数も異なります。
しかし、どの方法でも必ず意識しなければならないポイントがあります。
それは、「毛の周期」と「毛の周期に合わせた脱毛間隔」です。
毛の周期を意識することで、普段の日常生活が忙しいあなたでも効率的に脱毛することができます。また、クリニックに行く回数も少なくできるため、お金も時間の負担も少なくなるでしょう。
今回は、効率的な脱毛に必要な「毛周期」と「最適な脱毛間隔」の知識について解説していきます。

脱毛を知るのに必要な「毛」の構造

効率のよい脱毛方法について知るために、まず毛の構造について少し解説していきます。
脱毛で一番重要なポイントは「毛」そのものではありません。
毛を支える「毛包」の部分です。
毛を「包む」と書いてある通り、毛の周りを包み支えることで、毛と頭皮を連結しています。
なぜ脱毛に重要かというと、毛包の中にある「毛乳頭」に、毛の細胞分裂を行う「毛母細胞」があるからです。毛母細胞がないと、毛は発毛されません。
裏を返せば、毛母細胞を何らかの方法でダメージを与えることができれば、毛が生えなくなるといえます。
そこで、医療レーザー脱毛では、毛母細胞の周囲にある「メラノサイト」に注目しました。メラノサイトは毛にメラニンと呼ばれる黒い色素を付ける役割があります。
医療レーザーでは、メラニン色素に反応しやすいレーザーを使用します。メラニンに反応すると、光エネルギーから熱エネルギーに変換されます。その熱エネルギーが毛母細胞にダメージを与え、脱毛するというわけです。
しかし、毛包や毛母細胞がいつも「毛」にあるわけではありません。それを理解するために、「毛の周期」を知る必要があります。

毛周期(ヘアサイクル)

毛は木の成長に似ています。
芽が出て、幹が伸びるように成長し、成長しきったら脱落し、新しい木を育てる土台になる・・・
こういった周期のことを「毛周期」といいます。別名「ヘアサイクル」とも言います。
毛周期のうち、「芽がでて幹が伸びていく時期」のことを「成長期」といいます。
頭皮の場合は数年の長い間成長し続けますが、部位によってこの成長期の時期は異なります。
顔や口周りのひげは4ヶ月~1年、脇や腕は4ヶ月程度が「成長期」です。
その次に十分成長しきると、細胞分裂が停止し、2~3週間かけて毛を支える毛包が縮むようになります。この時期を「退行期」といいます。
さらに、細胞分裂を完全に停止すると、毛包は肌の表面に上がっていって、根毛と呼ばれる棍棒状の状態になります。毛乳頭では、「マクロファージ」と呼ばれる細胞が、いらなくなったメラニンや細胞の断片を食べて「掃除」をします。
そして、数ヶ月かけて新しい細胞の土台を作る準備をし、新しい毛が作られると、休止期にあった元の毛は抜けていきます。この時期を「休止期」と呼びます。
こうしたサイクルを経て、古くなった毛を捨てて、新しく生え変わるのです。
1本1本の毛がどの時期にいるかは異なります。もし同じだったら、一斉に禿げてしまいますね。
1日に髪の毛の場合、100本ほど抜けるといわれています。
毛がどの段階であるかは、拡大鏡で詳しくみればわかりますが、見た目ではわかりません。
また、成長期と休止期の割合も部位などによって異なりますが、一般的に8
5%くらいが成長期、数%は退行期、15%くらいが休止期といわれています。
ここまでをまとめると、

  1. 毛といっても、脱毛に重要なのは、毛包の部分
  2. 毛包の中に、毛乳頭やメラニン色素の元であるメラノサイトがある
  3. メラノサイトがあるのは、成長期と退行期
  4. 休止期にはマクロファージがメラニンを食べてしまうため、なくなってしまう
  5. 85%は成長期、15%が休止期

この5点が大事なポイントになります。

毛のメカニズムを考えた、部位別の「効率的な」脱毛間隔は?

レーザー脱毛は、一般的に毛母細胞の周辺のメラニン色素をターゲットにします。そのため、メラニン色素がない休止期にはレーザーは反応しません。
つまり、成長期の毛母細胞に100%脱毛させるくらいのダメージを与えたとしても、実際には85%くらいにしか効果がないということになります。また肌のダメージを考えると、エネルギーの出力を調節しないといけないので、割合としては落ちます。
では、どれくらいで脱毛したら一番「効率的」でしょうか。
結論からいうと、「休止期」に合わせることです。
休止期がどの細胞かはわかりませんが、休止期から成長期に変わる日数は「数ヶ月」くらいです。多くの場合、休止期が2~3ヶ月くらいなので、施術間隔は2~3ヶ月になることが多いでしょう。(下記表参照)

部位 成長期 休止期
顔/口周りのひげ 4ヶ月~1年 2~3ヶ月
2~3年 2~3ヶ月
ワキ 4ヶ月 3ヶ月
4ヶ月 6ヶ月
VIO(陰毛) 1~2年 4ヶ月

「効率性」を考えたら、例えば足の場合は「半年に1回」ということになりますが、多くの場合、間隔があきすぎると時間的に遅くなってしまうので、「2~3ヶ月」と説明することが多いです。
逆にあまりに短すぎると、休止期の細胞が成長期になる割合が減ってくるので、肌への負担が大きくなる一方、「効率性」は落ちてしまうので、注意しましょう。

【まとめ】毛周期を意識した効率的な脱毛と部位別の期間も解説

今回、部位別の毛周期を意識した脱毛間隔を中心にお話していきました。
毛の休止期の間隔で合わせるのが一番効率的ですが、長い場合半年に及んでしまう場合もあります。一般的には、2~3ヶ月くらいに施術するが一番おすすめです。
皆さんのライフスタイルや希望に合わせて、時期を選んでいくとよいでしょう。

参考文献)

1.あたらしい皮膚科学 第3版 清水宏 著

2.Pawlina, Wojciech; Ross, Michael W.; Kaye, Gordon I. (2003). Histology: a text and atlas: with cell and molecular biology. Hagerstown, Maryland: Lippincott Williams & Wilkins. ISBN 0-683-30242-6

3.Wells J, Sieber VK (December 1985). “Morphological characteristics of cells derived from plucked human hair in vitro”. Br. J. Dermatol. 113 (6): 669–75. doi:10.1111/j.13652133.1985.tb02402.x. PMID 2420350.

VIO脱毛後の生理は伝い漏れ注意?事前に知っておきたいポイントを解説

VIO脱毛後の生理は伝い漏れ注意?事前に知っておきたいポイントを解説

  • VIO脱毛コラム
更新日:2021年05月11日

VIO脱毛をすると、自己処理から解放されて生理時の不快なムレやかゆみなども生じにくくなります。一方で、インターネット上ではVIO脱毛後の生理で「伝い漏れが増えた」という体験談も時折掲載されています。 VIO脱毛をすると、...

詳しく見る

鼻(小鼻)の脱毛で「いちご鼻」を解消!毛穴や黒ずみが改善される理由も解説

鼻(小鼻)の脱毛で「いちご鼻」を解消!毛穴や黒ずみが改善される理由も解説

  • 顔脱毛コラム
更新日:2021年07月13日

お顔の悩みの中でも特に気になる方が多い「いちご鼻」。 小鼻にポツポツと毛穴が目立つようになり、洗顔やクレンジング・保湿などしっかりケアをしていてもなかなか良くならないことも多いですよね。 メイクで一時的に隠せても、素顔の...

詳しく見る