脱毛中に生理がきたらどうする?生理前や終わりかけなど疑問を解決

公開日 公開日:2021年04月29日 更新日 更新日:2023年05月26日

脱毛中に生理がきたらどうする?生理前や終わりかけなど疑問を解決

脱毛の予約日と生理が重なり、困った経験がある方も少なくないでしょう。
生理中でもVIOやヒップ以外であれば脱毛はできますが、生理直前から生理の終わりかけまでの期間は心身ともにデリケートになっています。
そのため、施術日と生理が重なったときにどうするべきかをあらかじめ知っておくと安心です。
この記事では、脱毛の施術日に生理がきた際の対処法のほか、生理中や生理の直前・終わりかけに施術を受ける場合の注意点や効果などを解説します。
この記事を読むことで、生理が脱毛の施術に与える影響を理解でき、下記のような疑問や悩みを解決します。

こんな事がわかる

  • 脱毛の予約日と生理が重なった場合の対処法
  • 生理時の脱毛効果とリスク
  • 脱毛に適している期間

脱毛前に生理がきたらどうする?

「予定より早く生理がきちゃった、どうしよう・・・」と、脱毛の施術日を目前に控え、慌ててしまった経験がある方もいるかもしれませんね。
突然の生理に慌てないためにも、脱毛前に生理がきたときの対処法を確認しておきましょう。
生理予定日とずれて生理になってしまっても、対処法を知っているだけで安心できます。

クリニックまたはサロンに連絡する

施術当日に生理がきてしまった場合は、できるだけ早く通っているクリニックまたはサロンに連絡しましょう。
まれに、施術の予約を入れていた時刻前であれば日程の変更をできる施設もありますが、一般的に施術日の前日までに連絡をする必要があります。施術日の前日までに連絡をすれば日程変更やキャンセルに応じてくれますが、当日キャンセルの場合は、キャンセル料や施術1回分が消化されてしまうことが多いでしょう。
当日の急なキャンセルで、キャンセル料がかかったり、貴重な施術1回分がなくなってしまうので、生理が施術日と重なりそうな場合は、早めに連絡を入れて日程を変更しておくと安心ですね。

生理中はVIO脱毛はできない

VIO脱毛プランだけでなく、全身脱毛のプランによってはVIO脱毛が含まれています。VIO脱毛では、デリケートゾーンを脱毛するため生理中に施術に応じてくれるクリニックやサロンはほとんどありません。
施術中に月経による経血が漏れてしまう恐れもあり、衛生上問題があります。施術台や脱毛機のハンドピースなどに血が付着すると感染症を広める危険性があります。そのため、タンポンを使用しても同様にリスクがあるため、生理中はVIOやヒップの脱毛は施術できないと覚えておきましょう。

生理中でも部位によって脱毛できるか異なる

施術日に突然生理になったとしても、部位によっては脱毛できます。
クリニックやサロンによって生理中のサービスに違いはありますが、一般的に顔や脇、脚、腕、背中などのように生理による経血が付着する恐れがなければ脱毛できます。
また、サロンよりもクリニックのほうが、生理中でも脱毛に応じるところが多いでしょう。クリニックは医療機関であるため、炎症などの肌トラブルや体調不良が生じても医療的な処置ができます。
医師、看護師が対応してくれる医療機関の方が、万が一のとき安心できるでしょう。
ただし、生理中の女性の身体は通常とは異なり、肌質や体質のほか、精神的にも大きく変化しています。そのため、施術日に生理が重なった場合は、必ず申告するようにしましょう。
患者さんの体調や肌の状態に合わせて照射する必要があるため、生理や体の不調を含めスタッフにその都度伝えることが大切です。

生理中の脱毛は効果が低い?リスクもある?その理由とは

生理中であっても、VIOやヒップ以外の脱毛は可能です。
しかし、生理中に限らず生理前後の女性は心身ともにデリケートになっているので、慎重に施術する必要があります。実際に、生理中の脱毛にはどのようなリスクがあるのか、確認しておきましょう。

肌を痛めやすい

生理中は、肌が敏感で傷つきやすい状態に変わります。これは、体内で分泌されるホルモンが大きく変化するためです。
月経は視床下部や下垂体から分泌されるホルモンのほかに、女性ホルモンと称される卵巣から分泌される卵胞ホルモンであるエストロゲンと、黄体ホルモンであるプロゲステロンの増減によって引き起こされます。月経中はこれらの女性ホルモンの分泌が低下し、心身ともに不安定な時期に入るため、肌も傷つきやすいデリケートな状態になるのです。
生理中は生理痛などの分かりやすい症状だけでなく、血液循環が悪くなるため、むくみやすくなります。このように肌の状態も落ち着いていないため、生理中は脱毛の照射によるダメージを受けやすい時期といえます。
生理中は、できるだけ施術を受けずに済むように調整しましょう。

毛周期の変化で脱毛の効果が低い

毛が生えてから抜けるまでのサイクルを毛周期といいます。毛周期は成長期、退行期、休止期で構成されており、成長期にある毛に対してのみ脱毛によるレーザーは効果を発揮します。そのため、退行期、休止期にある毛に対しては、レーザーによる照射の威力を発揮できず脱毛できないのです。
脱毛では成長期にある毛を効率よく照射することが重要です。そのためには、一定期間空けて毛が成長期に入るのを待ってからレーザーを照射する必要があるのです。
毛周期は成長期から退行期、退行期から休止期へと順に移行していくのですが、生理やストレスによってホルモンのバランスが変化すると、毛周期も影響を受けてサイクルが乱れます。毛周期が乱れると休止期に入る毛も多くなるため、照射しても脱毛の効果を十分に得られない可能性もあります。
前述したように、生理は女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロンの増減によってもたらされますが、生理の前後にはこのホルモンの分泌量が急激に変わるので毛周期も乱れます。さらに生理中はこの2つのホルモンの分泌量が低下するため、心身ともに不安定になるだけでなく脱毛の効果も得にくくなるでしょう。

出力の調整によって脱毛効果が異なる

生理中は心身ともに敏感で過敏になるため、痛みも普段よりも強く感じるようになります。
スタッフは、肌も敏感で痛みに対しても過敏な患者さんの肌の状態や具合を見ながら、レーザーや光の出力を低く調整することがあります。すると出力が低いために、脱毛の効果も低下してしまう恐れがあるのです。かといって、我慢して施術を受けてもストレスになるうえ、炎症やかゆみなど思わぬ肌トラブルに発展しかねません。そのため、生理中はできるだけ施術は避けることをおすすめします。

生理前や生理の終わりかけなら脱毛できる?

生理前や終わりかけなど、生理中以外であれば脱毛できるのでしょうか。
答えはイエスですが、この時期も避けられるのなら避けましょう。特に生理前は女性ホルモンであるプロゲステロンの分泌量が急激に増加するため、肌トラブルを起しやすい時期に入ります。
プロゲステロンは妊娠をつかさどるホルモンで、妊娠しやすいよう子宮内の環境を整えたり、胎盤を形成したりと妊娠と出産に重要な役割を果たします。しかし、このホルモンは男性ホルモンに似た働きがあるため、皮脂の分泌を増やします。
そのため、生理前になると肌は脂っぽく毛穴が詰まりやすくなり、ニキビができやすい状態でもあります。排卵後から月経前にかけてプロゲステロンが急激に増え、肌荒れを起しやすい時期に入るので、やはり脱毛を控えたほうがいいでしょう。
では、生理の終わりかけはどうでしょうか。
終わりかけも依然としてホルモンのバランスが崩れている状態です。そのため、完全に生理が終わってから施術を受けたほうが、肌のトラブルを抑えることができるでしょう。

脱毛の予約は慎重に!スケジュールを立てるコツ

脱毛の施術日の予約は、仕事やデート、レジャーの予定に合わせて立てる方が多いでしょう。それらのスケジュールと、女性と切っても切れない生理周期とを照らし合わせることで、脱毛効果を最大に得られる施術日を割り出すことができます。
ご自身の生理周期を把握してスケジュールを組むことに、どのようなメリットがあるのか詳しくご紹介します。また、生理不順やストレスなどで生理予定日がわかりづらい方には、その対策についてもご紹介します。

生理後6日間が脱毛に最適!生理周期を把握しよう

生理が終了してから排卵までの間は、肌や髪などのうるおいを保つ働きのあるエストロゲンの分泌量が増えるため、肌の調子がよくなります。
エストロゲンは、ヒアルロン酸やコラーゲンの生成を促進してくれるのです。つまり、生理が終わってから6日間ほどの間は、肌の水分量が増しバリア機能も高くなるので肌が美しく強い状態になるのです。
この時期に脱毛を受けることができれば、肌トラブルが起きる可能性も低くなり、脱毛によるダメージを最小限にとどめることができるでしょう。さらに、エストロゲンは体毛の成長を促す作用もあるため、分泌量が多いと毛周期の成長期を保つことができます。
この時期に脱毛をすると、成長期にある毛も多く脱毛の効果を得やすいでしょう。
このように、ホルモンの変化を上手に利用して、肌の状態やホルモンバランスがよいときに、施術を受けられるようスケジュールを組むのがおすすめです。
自分の生理周期を把握することが重要になってきますので、手帳に記録したり、専用のアプリを活用したりなどして、数ヶ月先までの生理の予測をすることで、施術のスケジュールをスムーズに立てることができるでしょう。

キャンセル料がいつからかかるかチェック!

施術日と生理が重なってしまう、施術日に生理がきそう、など施術日に生理が重なる場合は、まず通っているクリニックまたはサロンに連絡することが大切です。
しかし、生理周期を把握していても、生理不順やストレスで生理にばらつきが出てしまいがちな方も多いはず。そんな方は、事前にキャンセル料がいつからかかるのか、キャンセルポリシーについて確認しておきましょう。
クリニックやサロンによって、キャンセルポリシーやキャンセル料は大きく異なりますので、施術日の変更やキャンセルに関する規定がフレキシブルな施設だと安心できますね。
キャンセルポリシーもクリニック選びの一つの目安となるでしょう。
脱毛クリニック選びのポイント

生理周期を把握して効率よく脱毛しよう!

脱毛の施術日と生理が重なった場合の対処法や生理時の脱毛効果とリスク、生理周期からみた脱毛に最適な期間などについて解説しました。
この記事では、下記のようなことが分かったのではないでしょうか。

この記事のポイント

  • 生理で施術をキャンセルする場合はできるだけ早く連絡する
  • 部位に関係なく脱毛の施術日と生理が重なった場合は自己申告する
  • 生理直前から生理終了までは施術で肌を痛めやすく、脱毛効果も得られにくい
  • 脱毛に適しているのは生理終了から排卵までの約6日間

女性にとって切っても切れない生理。
きれいになるために受ける脱毛だからこそ、肌トラブルを避け最大限の効果を享受したいものです。
生理周期によって、女性の身体は心身ともに変化し、脱毛に適した時期とそうでない時期がくっきりと分かれます。
生理を味方につけて、脱毛によるツルツル肌を実現させましょう。

ピルを服用中は医療脱毛できるの?リスクも解説

ピルを服用中は医療脱毛できるの?リスクも解説

  • 医療脱毛について
更新日:2023年01月23日

患者様から「ピルを内服したまま医療脱毛できるのか」といった相談を、最近よくされるようになってきました。 実際、最近ピルを内服されて来院されてくる女性の方が増えてきています。一重に、ピルに対する認識が変わってきたことや、ピ...

詳しく見る

関連する脱毛メニュー