痔でもVIO脱毛はできる?Oライン脱毛で気をつけるポイント
公開日:2018年03月17日 更新日:2023年02月17日
近年、人気が高まっているVIO脱毛ですが、デリケートゾーン特有の気になる問題もあります。
その典型例として挙げられるのが、痔があるときのVIO脱毛です。
この記事では、痔の原因や治療法にふれたあと、痔があるときのVIO脱毛、特にOライン脱毛の注意点などを解説します。
この記事を読むことで、痔の種類や原因・治療法、痔とOライン脱毛の関係と注意点などを理解でき、下記のような疑問や悩みを解決します。
こんな事がわかる
- 痔のタイプと特徴
- 痔の原因と治療法
- 痔がOライン脱毛に与える影響
- 痔があるときにOライン脱毛を受ける場合の注意点
- 痔とスキンタグ(皮膚のたるみ)の違い
目次
痔とは
まず、痔とは医学的にどのようなものか、原因や治療法についてご説明します。
痔の種類
痔は痔核とも呼ばれ、肛門や直腸下部の静脈が腫れた状態です。
痔には、直腸の内側にできる内痔核と、肛門の周りの皮膚の下にできる外痔核があります。
肛門周辺の皮膚の下にできる外痔核では、肛門部のかゆみや痛みを感じます。出血することもあります。ひどくなると、痛みが激しくなり肛門周囲に硬いしこりができることもあります。
直腸の内側にできる内痔核は、通常は見えたり感じたりすることはなく、不快感を感じることもほとんどありません。しかし、便を出すときに力んだり、刺激を受けたりすると、出血することがあります。
なお正確には痔核ではありませんが、硬い便をいきんで出した際に肛門周囲が裂けてしまうことがあります。これは裂肛と言われますが、いわゆる切れ痔と呼ばれるものです。
痔ができる原因
肛門周辺の静脈は圧力で伸びる傾向があり、膨らんだり腫れたりすることがあります。排便時のいきみ、慢性的な便秘、肥満、重いものを持ち上げるなどが原因となり、直腸下部の圧力が高まると発症します。
また妊娠中は、赤ちゃんの体重が肛門部を圧迫するため、痔ができることもあります。
痔の治療方法
軽い痛みや腫れ程度であれば、家庭で治療できることが多いです。
便を柔らかくすることを目的に食物繊維の多い食品を食べること、市販の外用薬を利用して炎症を抑えること、肛門周囲を1日数回ぬるめのお湯に10分程度つけて血行をよくすることなどができます。
これらの治療で、痔の症状は1週間以内に治まることが多いです。症状が改善しない、また激しい痛みや出血がある場合は、医師の診察を受けてください。
医師は薬物療法を続けるかもしれませんが、状態に合わせて痔核を切除する、医療用のゴムバンドで痔核を根元から縛る、組織を収縮させる薬液を痔核に注射するなどの治療を選択することもあります。
痔があるときのVIO脱毛
次に、痔ができているときのプライベートゾーンの脱毛についてご説明いたします。
痔とOライン脱毛の関係
プライベートゾーンの脱毛のことをVIO脱毛と呼びますが、Vはビキニライン、Iは太腿の内側の陰部の両側を指します。
Oラインは肛門周囲のことです。肛門を中心にOの字に見えることから、Oラインと呼ばれています。普段見える場所ではありませんが、毛が生えている方もおられ、自分で処理できるエリアでもないことから、なかにはOラインだけの脱毛を希望する方も少なくありません。
Oライン脱毛は、まさに肛門周囲の脱毛でもありますので、痔ができていることはOラインの脱毛に影響を与えることがあります。逆にOラインの脱毛のために、サロンやクリニックを訪れた際に痔ができていることに気づかれることもあります。
痔があるときのOライン脱毛の注意点
痔ができているときにOラインの脱毛をするかどうかは、サロンやクリニックによって対応が異なります。
内痔核の場合は、そもそも外からは見えないことが一般的なので問題になることはありませんが、外痔核の場合は大きさや場所、また痔核の状態によっては施術が難しいと判断されることもあります。
特に痔核ができている周辺の脱毛は、技術的にも困難を伴いますので、痔の治療を先に済ませることを勧められる可能性もあるでしょう。
なお痔核があるときに脱毛の施術を受ける注意点としては、施術がうまくできない可能性があります。
これは痔ができている皮膚の周辺が裂けている、あるいは炎症ができているなどの理由により、とても痛みを感じやすくなっていること、そのために施術時の照射に敏感に反応して激しく痛みを感じることが影響します。
痛みが強いと、どうしてもその場所に十分な照射ができなくなるからです。また痔核が盛り上がった皮膚として存在すると、うまく脱毛機を接着させることができず、照射漏れが生じてしまうことにつながります。
なお切れ痔(裂肛)の場合は、出血しやすくなっていることもあり、施術をする際に出血する恐れもあります。そのような理由もあり、切れ痔がある場合は脱毛しないと判断されることがあります。
痔と似たスキンタグとOライン脱毛
外痔核と似たような状態に、スキンタグがあります。
これは肛門の周囲の皮膚に、たるみ(タグ)ができている状態です。
スキンタグは、外痔核が治ったあとなどに、その部位が萎縮してしわとなった結果できているものと考えられています。
スキンタグであれば、脱毛の処置には全く影響を与えませんので、Oラインの施術を受けることは可能です。ただし、その前に医師の診察を受け、本当にスキンタグであることの診断を求められるかもしれません。
【まとめ】痔でもVIO脱毛はできる?Oライン脱毛で気をつけるポイント
痔があるときのVIO脱毛や、Oライン脱毛で気を付けるべきポイントなどを解説しました。
この記事では、下記のようなことが分かったのではないでしょうか。
この記事のポイント
- 痔には、内痔核・外痔核・切れ痔などがある
- 痔の原因は、排便時のいきみ・便秘・肥満など。妊娠がきっかけになることもある
- 軽い痔は家庭でも治療できるが、症状がひどい痔は医療機関での治療が必要
- 内痔核があってもOライン脱毛はできるが、外痔核や切れ痔があると施術が難しい場合がある
- 皮膚のたるみであるスキンタグは、医療脱毛の施術に影響を与えない
トイトイトイクリニックでは、施術前に医師の診察があるため無理な脱毛を勧めることはありません。「痔が気になるけれど、Oライン脱毛を受けたい」という方は、まずは無料カウンセリングにて医師の診断をご検討ください。