ほくろがあると脱毛はできない?ほくろ周囲の脱毛方法も解説
公開日:2018年03月17日 更新日:2022年09月13日
医療脱毛は、毛の黒い色に反応するレーザーを使用して、毛根を破壊します。そのため、毛と同じ黒い色である「ほくろ」があると脱毛ができないという話を聞いたことがあるかもしれません。
この記事では、ほくろの基礎知識やほくろ周囲の脱毛方法について解説します。
この記事を読むことで、ほくろがある場合の医療脱毛について理解でき、下記のような疑問や不安を解消します。
こんな事がわかる
- そもそも、ほくろってなに?
- ほくろがある場合の脱毛方法について
- ほくろがある場合の医療脱毛の注意事項
目次
ほくろとは
まず、ほくろについて簡単にご説明します。
ほくろとは何か?
ほくろは、小さな暗褐色の斑点として現れる、皮膚の色素細胞の集まりです。
ほくろは通常、小児期および思春期に出現します。多くの人は10~40個のほくろを持っていますが、なかには時間の経過とともに見た目が変化したり、消えたりすることもあります。
ほくろができる原因
ほくろは、皮膚の色素細胞(メラノサイト)が塊になって成長することで生じます。メラノサイトは皮膚全体に分布しており、肌の色を作る色素であるメラニンを生成します。
メラノサイトが増える原因には、皮膚への繰り返される機械的な刺激、紫外線にあたるなどがあります。
注意が必要なほくろとは
多くのほくろは無害です。しかし、まれにガンになるほくろができることもあります。ほくろにみえるガンには、次のような特徴があります。
ほくろの形状が非対称、境界が不規則、色が不均一、大きさが5〜6㎜を超える、そして大きさや形、色が変化していくものです。
ほくろにこのような特徴があるときには、医師に相談してみましょう。
ほくろ周囲の脱毛法
次に、ほくろ周囲の毛を脱毛するために知っておくための情報を整理しておきます。
ほくろ周囲はなぜ脱毛が難しいのか?
ほくろが毛根の上に位置していれば、ほくろの表面から毛が生えてくる可能性があります。ほくろを構成している皮膚細胞は健康な細胞なので、毛髪は通常通り成長する可能性があります。そして、毛はほくろの表面を突き破って生えてきます。
ほくろから1本、または複数本の毛が生えてくることは珍しくありません。ときには、ほくろに生えている毛が、ほくろの周りにある毛よりも太く、かつ濃く見えることがあります。これは、細胞内の色素が毛を黒くしている可能性があるからです。
一般的にクリニックで使うレーザー脱毛機やサロンで使う光脱毛機は、ほくろの素になっているメラニンに反応します。黒い色素は光やレーザーを吸収しますので、そのエネルギーにより毛根細胞を破壊しています。
したがって、ほくろから生えてきている毛を、レーザー脱毛機や光脱毛機によって脱毛すると、ほくろにも大量に光やレーザーが吸収されるため、強いエネルギーによって火傷(やけど)を起こすこともあります。そのため、ほくろから生えている毛は、基本的に脱毛施術の対象にはなりません。
ほくろの周囲に生えている毛も、同様に簡単にはできません。
ほくろ周囲の脱毛方法
では、ほくろやほくろ周囲から生えている毛を脱毛するテクニックについて、3つご紹介します。
ニードル脱毛
メラニンに反応しない方法で脱毛することが、まずできることです。
ニードル脱毛は、脱毛したい毛の毛穴に特殊な針を刺し、電気の力で毛根を破壊して脱毛します。したがって、ほくろから毛が生えていたとしても対応ができます。
ただし痛みが強い、毛穴にひとつずつ施術するために手間がかかるため施術時間と費用がかかるというデメリットがあります。また、施術できる施設が限られています。
もし広い範囲の脱毛も合わせて検討しているのであれば、ほくろのところだけをニードル脱毛、それ以外はレーザー脱毛や光脱毛を使うとよいでしょう。
ほくろを消してしまう
脱毛で利用するレベルとは異なるエネルギーのレーザーを照射することで、ほくろを除去することができます。
したがって、脱毛の施術を受ける前にほくろを除去しておくと、脱毛時の皮膚のトラブルを防ぐことが可能になります。
ただし、ほくろを除去した後はしばらく時間を空ける必要があるので、少し時間の余裕を持って施術に臨みましょう。また、ほくろが完全に除去できない可能性があることにも、注意が必要です。
ほくろを保護する・ほくろを避けて施術する
いずれも、ほくろの周囲に生えている毛の脱毛に利用できる方法です。
具体的には光を避けるための白いシールなどをほくろに貼り、ほくろを保護した上で、ほくろの周囲にレーザーや光を照射します。
こうすることで、できる限り手間や時間をかけずに脱毛することができます。
ほくろ周囲を脱毛する際の注意点
ほくろ周囲の脱毛をする際の注意点は、経験豊富なクリニックを選ぶということです。
脱毛前にほくろ除去が必要になる可能性、またもし、ほくろ周囲の脱毛で皮膚のトラブルが発生する可能性などを考えると、ほくろ周囲の脱毛に関する知識や経験を豊富に持つ医師が対応するクリニックの方が、安心して施術を受けることができます。
ホームページの情報などを参考に、施術を受けるクリニックを決めることをお勧めします。
【まとめ】ほくろがあると脱毛はできない?ほくろ周囲の脱毛方法も解説
医療脱毛における、ほくろ周囲の脱毛方法や注意事項について紹介しました。
この記事では、下記のようなことがわかったのではないでしょうか。
この記事のポイント
- ほくろとは、色素細胞(メラノサイト)の集まり
- ほくろができる主な原因は、皮膚への刺激や紫外線
- 医療脱毛は黒い色に反応するレーザーを使用するため、ほくろへ照射すると火傷が起こる可能性がある
- ほくろ周囲を脱毛する際は、ほくろを保護する・ほくろを避けて施術する
- ほくろ周囲を脱毛する際は、経験豊富な医師がいるクリニックを選ぶと安心
ほくろ周囲の脱毛は、他の肌より注意が必要なことがおわかりいただけたのではないでしょうか。
ほくろがあるため医療脱毛を諦めていた方でも、知識や経験が豊富な施術スタッフがいるクリニックを選べば、注意をしながら施術することができます。
ほくろが気になって、医療脱毛の踏み切れない方は、まずはカウンセリングにお越しいただき、遠慮なく何でもご相談ください。美容カウンセラーが親身になって、対応させていただきます。