どこまで剃る?顔脱毛前の自己処理(シェービング)のポイント
公開日:2018年08月01日 更新日:2023年03月08日
顔脱毛をすると顔の産毛や毛根がなくなるので、顔色がワントーン明るくなり毛穴の目立たない透明感のある肌を手に入れることができます。
肌表面がツルツルになり、化粧ノリがよくなるのも顔脱毛のうれしいメリットです。
煩わしい顔の産毛の処理もなくなり、いいことづくめの顔脱毛ですが、施術を受ける前には自己処理が必要です。正しく自己処理をすることで、脱毛によるリスクを避け、脱毛効果を上げることができます。
これからご紹介する顔脱毛前の自己処理のポイントを押さえて、パーフェクトな状態で施術を受ける準備をしましょう。
この記事では、顔脱毛前の自己処理の注意点や正しいシェービング方法について詳しく解説します。
この記事を読むことで、顔脱毛前の正しい自己処理について理解が深まり、下記のような疑問や悩みを解決します。
こんな事がわかる
- 顔脱毛前の自己処理はどんなことに注意すればいい?
- 正しいシェービングの方法は?
- 髪の毛の生え際やもみあげはどこまで剃ればいいの?
目次
顔脱毛前の自己処理で注意したいこと
顔脱毛前には必ず自己処理をする必要があります。
脱毛はレーザーを照射することで毛根のメラニン色素に蓄熱させ、発毛組織を破壊することで効果を得ることができます。そのため、余分な毛があると、皮膚の下にある毛根にダイレクトにレーザーを照射できないだけでなく、長く伸びた毛にレーザーが反応してしまい火傷(やけど)を負う恐れがあるのです。
脱毛前の大切なステップである自己処理には、4つの注意点があります。
これからご紹介する注意点を守って、シェービングをしてみましょう。
カミソリではなくシェーバーを使う
顔の産毛を処理する際、カミソリを使用する方も多いでしょう。しかし、顔脱毛前の自己処理では必ず電動シェーバーを使用するようにしましょう。
カミソリで処理をすると、皮膚表面の角質まで削ぎ落すことがあり、どうしても肌を痛めてしまいます。皮膚を傷つけてしまうと、施術が受けられない場合もあるので注意が必要です。
その点、電動シェーバーであれば産毛だけを処理することができ、皮膚への負担を最小限にとどめることができます。
顔脱毛の前の自己処理では、必ず電動シェーバーを使うようにしましょう。
ニキビや吹き出物を傷つけない
ニキビや吹き出物がある場合は、それらの凹凸を傷つけないように慎重にシェービングしましょう。ニキビや吹き出物を誤って傷つけて出血したり炎症を起したりすると、施術を受けられない場合があります。もしくは、ニキビや吹き出物が広範囲に広がっている場合も施術できない恐れもあります。
ニキビなどの肌トラブルがある場合は、施術前に治しておくか、それらを傷つけないように施術前の自己処理をするようにしましょう。
施術が終われば産毛や毛根がなくなるため毛穴が引き締まり、皮脂や汚れが毛穴に詰まりにくくなります。このような肌状態になると、ニキビなどのトラブルが起きにくくなります。
顔脱毛によって肌トラブルも少なくなるので、早く施術を受けられるよう肌のコンディションも併せて整えておきましょう。
施術前日か当日朝までに剃毛しておく
施術前の自己処理は、施術前日か当日の朝までに済ませておきましょう。
シェーバーを使って自己処理をしたとしても、皮膚に負担がかかっているためデリケートな状態になっています。自己処理をしてから肌が落ち着くまでには、時間がかかります。
肌が正常な状態で脱毛を受けたほうが、施術後のトラブルを軽減させることにもつながります。施術当日の朝までには剃毛をしておくとよいでしょう。
毛抜きやワックスは使わない
毛抜きやワックスを使うと、毛根まで引き抜いてしまうことがあります。
脱毛では毛根に蓄熱させて細胞にダメージを与えるはずが、毛根がないと熱を蓄えることができなくなり脱毛効果が得られなくなってしまうのです。
自己処理では、皮膚表面に生えているムダ毛のみを処理し、皮膚の下にある毛根まで処理しないよう注意しましょう。また、ワックスは薬剤で毛を溶かすことで処理する方法であるため、肌に対するダメージが大きく肌荒れの原因になります。
脱毛前の肌に炎症やかゆみ、赤みなどがあると施術が受けられない場合があるので、正しい方法で自己処理をするようにしましょう。
正しいシェービングのポイントは?
シェーバーを正しく使うことで、肌への負担を抑えながら剃ることができます。
次にご紹介する正しいシェービングのポイントを押さえて、肌に優しい自己処理を実践しましょう。
まず洗顔をする
ぬるま湯で洗顔して、肌表面のホコリや汚れを落とします。洗顔することで雑菌が毛穴や細かい傷から侵入することを防ぐことができます。
そのあと、できればホットタオルなどを作って肌を温めてましょう。肌を温めることで毛が柔らかくなり、剃りやすいうえ少ない力で処理することができるようになります。
洗顔後はよく乾かします。剃毛のタイミングは朝の洗顔後、もしくは夜の入浴後だと処理しやすいでしょう。
毛並みに逆らって剃る
産毛は一定方向に生えているので、毛の流れをまず観察します。シェーバーはこの毛並みに逆らうように動かして剃りましょう。シェーバーの刃は、肌に対してねかせて肌の湾曲に沿わせるように動かします。
同じ場所を何度も往復させないように剃りましょう。
剃毛後はしっかり保湿する
剃毛後は、化粧水や乳液、クリームなどで普段よりも丁寧に保湿しましょう。剃毛後は、肌が刺激を受けているので丁寧に保湿することで乾燥や肌荒れを防ぎ、肌が回復するのを早めることができます。
脱毛の事前処理でもあるので、早く肌を回復させることが大切です。
電動シェーバーの正しい動かし方
電動シェーバーは、毛並みに逆らうように動かすことで肌に負担をかけず、しっかり剃毛することができます。
では、顔の部位ごとにどのように動かせばいいのでしょうか。人によって毛の流れは異なるので、自分の毛の流れの方向を観察することが第一です。ここでは顔の部位ごとに、目安となるシェーバーの動かし方をご紹介します。
おでこ
おでこは面積が広いので、剃る部位に合わせて刃の方向を細かく変えると剃りやすいでしょう。
まず、おでこの中央の少し高くなっている部分では、刃を下に向けて上から下に向かって剃ります。その中央部の両脇部分は、内側から外側に向かって剃ります。
髪の毛の生え際は、カウンセリング時にどこまで剃るのか範囲を確認しておくことが大切です。髪の毛の生え際やもみあげがしっかり見えるよう、ヘアバンドなどで髪の毛が垂れないように押さえます。アドバイスに沿って、少しずつずらしながら慎重に剃毛しましょう。
眉毛の近くでは、眉毛を切らないよう眉毛から上に向かって剃ります。
両頬
両頬は内側から外側に向かって剃ります。
頬骨で湾曲している部分は、刃をねかせてゆっくりすべらすように動かします。剃りにくい場合は頬を膨らませるとカーブがゆるやかになるので、剃りやすくなるでしょう。
鼻の下
鼻の下は剃り残しが生じやすい場所なので、ゆっくり行いましょう。
鼻の下を伸ばしながら、上から下に向かって剃ります。口の近くは剃りづらい部分なので、頬を膨らませたり、舌で口元を押し上げたりしながら剃ると、肌の湾曲がなくなり剃りやすくなります。
あご
あごは上から下に向かって剃ります。下唇の真下は、下から上に向かって剃ります。
フェイスラインやもみあげ
フェイスラインは基本的に下から上、または内側から外側に向かって剃ります。
フェイスラインは凹凸が激しく自己処理が難しい部位です。手で引っ張ったり持ち上げたりしながら少しづつ処理を進めていきましょう。
髪の毛の生え際付近やもみあげは事前に確認
髪の毛の生え際付近やもみあげは、どこまで自己処理をすればいいのかカウンセリング時に確認しておきましょう。
どのような形のもみあげにしたいのかを伝えれば、事前処理でどこまで剃毛しておけばいいのかアドバイスがもらえます。そのうえで、電動シェーバーを小刻みに少しずつ動かしながら剃毛していきましょう。
正しい自己処理で脱毛効果をアップ!
電気シェーバーによる顔脱毛前のシェービング方法について解説しました。
この記事では、下記のようなことが分かったのではないでしょうか?
この記事のポイント
- 顔脱毛前の自己処理は、施術前日か当日の朝までに電気シェーバーで行う
- シェービングは洗顔をした後、電気シェーバーの刃をねかせて、肌の湾曲に沿わせながら毛並みに逆らって剃り、脱毛後には保湿ケアを行う
- おでこは剃る部位に合わせて方向を細かく変える、両頬は内側から外側、鼻の下は上から下、あごは上から下、フェイスラインは下から上か内側から外側に向かって剃るとよい
- 髪の毛の生え際付近やもみあげはどこまで剃るのかを事前に確認しておく
顔脱毛前に正しい自己処理をすることで、肌トラブルを防ぐとともに施術をスムーズに受けることができ、脱毛効果をアップすることができます。
肌に負担をかけないシェービングができれば、施術後のトラブルも避けることができます。毛穴の目立たないツルツルの肌触りを手に入れるために、しっかり準備したうえで顔脱毛を受けましょう。
トイトイトイクリニックの顔脱毛でも、事前処理をお願いしております。事前処理の方法が分からない、上手くできない場合には、お気軽にご相談ください。経験豊富なスタッフが、分かりやすくご説明させていただきます。