
「タトゥー(刺青)を入れているけれど、医療脱毛って受けられるの?」
「契約をしてもらえない医療脱毛クリニックもあるって本当?」
最近ではファッションでタトゥーを入れている方もいると思いますが、タトゥーを入れている場合、レーザー脱毛は受けることができるのでしょうか。
ここでは、タトゥーが入っている場合の医療脱毛クリニックでの対応や、脱毛の方法について説明します。
目次
タトゥーがあっても医療脱毛は受けられるの?
結論から書くと、タトゥーが入っていても、ほとんどの医療脱毛クリニックでは脱毛が受けられます。ただし、タトゥー部分へのレーザー脱毛は行えないため、タトゥーを避けて脱毛を行う必要があります。
医療脱毛で使用するレーザー脱毛機は、ほとんどの場合、毛のメラニン色素(黒い部分)に反応させて毛根を破壊します。そのため、タトゥーの色をメラニン色素と脱毛機が認識して反応をしてしまうと、様々な肌トラブルを起こす原因になります。
では、タトゥーが入っている部位の医療脱毛には、どのような肌トラブルが起こるリスクがあるのでしょうか。
タトゥーがある方が医療脱毛を受けるリスクとは
タトゥーが入っている部位の医療脱毛は、主に以下のようなリスクが伴います。
- 火傷
- 水ぶくれ・腫れ
- タトゥーの変色
前述したように、医療脱毛機は毛の黒い部分に反応させて脱毛を行います。レーザーの種類によっては200度を超える熱量を照射部位に与えるため、タトゥーに反応してしまうと火傷のリスクが非常に高くなります。これは、医療脱毛に限らず、脱毛サロンでの光脱毛であっても同様です。
また、せっかく入れたタトゥーの色味が変わってしまう原因にもなります。そのため、多くの医療脱毛クリニックではタトゥーから5~10㎝程度避けて照射をしたり、保護テープを貼ったりして施術を行います。
タトゥーの大きさや脱毛範囲によっては施術を断られてしまうこともあるので、まずはカウンセリングで相談をするようにしてください。
タトゥーがあっても医療脱毛が受けられる方法とは
タトゥーが入っていても、医療脱毛が受けられる方法が1つあります。それがニードル(針)を使った脱毛です。
ニードル脱毛とは?
ニードル脱毛は、毛穴に針を刺し電気を流して毛根を破壊します。メラニン色素には反応させないため、タトゥーやほくろがあっても脱毛を行うことができます。
ニードル脱毛のデメリットとは
ただし、ニードル脱毛には以下のデメリットがあります。
- 時間がかかる
- 料金が高い
- 強い痛みを伴う
- ニードル脱毛が受けられるクリニックが少ない(通院にかかる時間とコスト)
- タトゥーが変色したりまばらになったりすることがある
一本ずつ施術するため時間がかかることや、1本単位もしくは脱毛範囲で料金が発生するため、広範囲の脱毛にはあまりおすすめではありません。施術時の痛みも強いので、どうしてもタトゥー部分の脱毛を行いたいなら、レーザー脱毛と組み合わせて施術を行うとよいでしょう。
また、タトゥーで入れたインクが、ニードルを刺すことで剥がれてしまうこともあります。結果として、タトゥーがまばらになってしまうリスクがあることも理解しておきましょう。
タトゥーと医療脱毛を受けたい場合は順番はどうするべき?
今はタトゥーをしていなくても、今後タトゥーを入れたいという方もいると思います。では、タトゥーと医療脱毛を希望している場合は、どのような順番で施術を受ければいいのでしょうか。
医療脱毛を終わらせてからタトゥーを入れる
タトゥーと医療脱毛を行うなら、まずは脱毛を先に終わらせましょう。脱毛を完了させてからタトゥーを入れれば、火傷や変色のリスクは避けられます。
タトゥーの部分にだけムダ毛が残ってしまうこともないので、最終的な仕上がりへの満足度が高くなります。
出来るだけ早く医療脱毛もタトゥーも完了させたいなら、施術期間が短い医療脱毛クリニックを選ぶことをおすすめします。
【まとめ】タトゥー(刺青)部位の医療脱毛は痛みや火傷のリスクあり!まずはクリニックに相談しよう
以上、タトゥー(刺青)と医療脱毛について解説してきました。
痛みや火傷などのリスクから、タトゥーの入っている部分の施術は、ニードル脱毛以外は行えません。ただし、タトゥーを避ければ医療脱毛は受けられるので、まずはカウンセリングで相談をすることから始めましょう。
医療脱毛クリニックには医師が常駐しているため、契約前に肌の状態やタトゥーを確認したうえで施術が受けられるかどうかを診断してくれます。万が一、肌トラブルがおきた場合も、医師による診察や治療が受けられるので安心です。
タトゥーを避けて医療脱毛を受ける場合、対応の仕方は医療脱毛クリニックによって異なります。