てんかん・光過敏症発作でも医療脱毛はできる?
公開日:2022年04月18日 更新日:2022年12月12日
持病によって、医療脱毛を受けることができない方がいることをご存じでしょうか?
医療脱毛はレーザーの照射をするときに光を発するため、専用のアイガードなどで目を保護して行います。しかし、フラッシュ光によって全身に悪影響を及ぼす可能性のある“てんかん”“光過敏症”の方は、医療脱毛をしても大丈夫なのかと、不安に思うのではないでしょうか。
この記事では、てんかん・光過敏症の方でも医療脱毛を受けることができるのかについて解説します。
この記事を読むことで、てんかん・光過敏症と医療脱毛についての理解が深まり、下記のような疑問や悩みを解決します。
こんな事がわかる
- てんかん・光過敏症だと医療脱毛を受けられない?
- てんかん・光過敏症の方が医療脱毛を受けるとどんな問題が生じる?
- 光過敏症が疑われる程度なら医療脱毛を受けられる?
目次
てんかんと医療脱毛
まず、てんかんと医療脱毛についてご説明します。
てんかんとは
てんかんは、脳の電気的な活動に異常が生じ、けいれんや異常な行動、また意識消失などを引き起こす中枢神経系の疾患です。
てんかんは、誰にでも発症する可能性があります。ただ元々脳に何らかの障害を持っている、あるいは頭への外傷や脳卒中を起こした後など、原因が明らかな場合が多くなっています。ただし、はっきりとした原因がない場合もあります。
てんかんの発作の症状はさまざまです。発作が起きている間、数秒間ただぼんやりとして焦点が合わず、空間を見ているだけの症状の人もいれば、手足を何度もバタバタとけいれんさせる人もいます。
薬物による治療やときには手術によって、多くの方は発作をコントロールすることもあります。なかには一生、薬物を飲み続けなければいけない人もおられます。
てんかんの方のうち、約3%は特定の強さの点滅する光を見続けていると、その点滅する光が刺激となって、けいれんが誘発されることがあります。この症状は、光過敏性てんかんと呼ばれています。てんかんの診断に脳波をとることがありますが、脳波を記録する際にあえて点滅する光で刺激を与え、脳波に変化が生じないか見ることもあります。
なお光過敏性てんかんは、小児および青年期に発症する、特定のてんかんのタイプで多くみられます。ただ年齢とともに発症頻度は低くなっていき、20代半ばではかなり少なくなります。実際はけいれんが起こるまで、自分が光の点滅に敏感であることに気づかない人も少なくありません。
なお光にさらされることで頭痛、吐き気、めまいなどを起こす人もいますが、このような方はてんかんではありません。
てんかんのある方は医療脱毛を受けることができるのか?トイトイトイクリニックの対応は?
結論から申し上げると、状況によります。
先にご紹介したように、光過敏性てんかんは20歳代後半になると頻度はかなり減りますので、基本的に心配することはありません。ただ念のために、過去5年間、けいれん発作がない方であれば、施術可能としています。
どうしても心配な方は、てんかんのために受診している主治医に相談しておくとよいでしょう
光過敏症と医療脱毛
次に、光過敏症と医療脱毛についてご説明します。
光過敏症とは
光過敏症とは、日光に対する皮膚の過剰反応です。
特に原因が特定できない場合もあれば、特定の薬剤または化学物質を内服している、また皮膚に塗った後に日光にさらされると発症する場合もあります。さらには全身性エリテマトーデス、ポルフィリン症、色素性乾皮症といった、特定の疾患の症状の一部である場合もあります。
光過敏症の症状はさまざまで、日光を浴びた部位に数分以内に蕁麻疹が発生することがあります。光過敏症による蕁麻疹は、一般に24時間以内に消失します。
また日光に曝露されてから30分後から数時間後に、日光に曝露した部位に限局して発疹が現れることがあります。発疹は紅斑と呼ばれる赤く広がったもので、しばしば丘疹状の盛り上がりを伴うこともあります。ひどくなるとただれたようになってしまうこともあり、痒みだけでなく痛みも伴うことがあります。
光過敏症のある方は医療脱毛を受けることができるのか?トイトイトイクリニックの対応は?
光過敏症の場合、確定診断がついている場合は施術不可としてさせていただいています。施術をすることで皮膚の状態が悪くなることが明らかですので、残念ですが仕方がありません。
しかし、ご自身は光過敏症と思っていても、そうではない方も多くおられます。事実実際は、光過敏症の疑いという方がほとんどです。この場合、日光にあたると痒みが出やすいという症状が認められることがありますが、発疹が出たりすることはありません。したがって、施術をしても皮膚の状態が必ずしも悪くなるわけではありません。
また、基本的に光過敏症の主な外的原因とされている紫外線は、医療脱毛で利用されるレーザーとは波長が異なります。そのため、光過敏症の疑いである方であれば、医療脱毛の施術を受けても問題のないことが多いのが現状です。
とは言え、光過敏症の疑いであっても不安な方はおられるでしょう。そのような場合は、当院でお試し脱毛として提供している1回100円で受けられる、トライアルを受けてみられることをお勧めしています。症状が出たとしても問題にならないよう、充分に配慮して施術をしていますので、安心して施術を受けてみてください。
【まとめ】てんかん・光過敏症発作でも医療脱毛はできる?
てんかん・光過敏症がどのような病気で、どうして医療脱毛を受けることができないのかについて解説しました。
この記事では、下記のようなことが分かったのではないでしょうか?
この記事のポイント
- てんかんの既往がある方でも、過去5年間にてんかん発作を起こしていなければ医療脱毛を受けられる可能性がある
- 光過敏症の確定診断がついている方は、医療脱毛を受けることができない
- 光過敏症の主な外的要因である紫外線と医療脱毛レーザーの波長は違うため、光過敏症の疑い程度であれば医療脱毛をしても問題ないことが多い
通常は問題がないことが多いてんかんや光過敏症ですが、施術を受けることで体調が悪くなることは避けたいものです。
安全に脱毛をするためにも、現病歴・既往歴はしっかりと伝えましょう。
ぜひ主治医にも相談し、安心して施術を受けることをお勧めいたします。
トイトイトイクリニックでは、トライアル脱毛を提供しております。持病などで医療脱毛に不安のある方は、ぜひお試しください。医師が常駐しているため、施術は肌の診断を行ったうえで患者様の状態に合わせて行い、もし何かしらの症状が現れた場合にも、すぐに対処できる体制を整えております。