レーザー脱毛で毛が抜ける仕組み

毛がない肌を目指す方にとって、かかせないのが「レーザー脱毛」。
電車の広告やメディアを通して、目にする機会が増えてきました。
しかし、レーザー脱毛とエステの脱毛の違いを詳しく知っている方は、多くはないのではないでしょうか。
実際「レーザー脱毛という言葉をなんとなく聞いたことがある」といったふわっとした感じかもしれません。
今回は、

  • レーザー脱毛に関心があるけど、なんとなくこわいイメージがある
  • エステ脱毛とレーザー脱毛は同じに見える
  • レーザーがどうして脱毛につながるかわからない

という方にむけて、レーザー脱毛で毛が抜ける仕組みについて、詳しく解説していきます。

レーザー脱毛で毛が抜ける仕組みは?

レーザー脱毛の仕組みを簡単にいうと「毛母細胞をレーザーによる熱エネルギーでダメージを与え発毛させなくする」ということになります。しかし、これだとよくわからないと思いますので、順番に説明します。

毛の構造について

「毛」は解剖学的には大きく下記にわかれます。

  • 毛包

そして、毛包は毛を支えるのに必要な部分であり、毛包はさらに下記にに分かれます。

  • 結合組織性毛包:毛包の外側を覆うところ。
  • 外毛根鞘・内毛根鞘:毛球を覆う、まさに「鞘」の部分。毛球をコーティングしている。
  • 毛球:毛包の根本の膨らんだ部分で,中央には毛乳頭があります。

脱毛で一番重要なポイントは「毛」そのものではありません。
毛を支える「毛包」の部分です。
特にその中の毛乳頭と呼ばれるところで毛の細胞分裂を行っています。逆にいうと、毛母細胞がないと、毛は発毛されません。

レーザー脱毛の「レーザー」の仕組みは?

レーザーとは、一定の波長の「光」だけを集めた光です。
みなさんも赤外線や紫外線といった言葉を聞いたことがあるでしょう。光にも色々な「波長」があります。目ではそうした波長の違いを感じ取って、「色」として認識します。
赤よりも長い波長で人間の目に見えない波長を「赤外線」、紫よりも短い波長で人間の目に見えない波長を「紫外線」というわけです。
光は、いろいろな波長が混ざり合うと「干渉」といってエネルギーを弱めてしまう効果があります。裏を返せば、同じ波長だけの光を集めることで、光を持つエネルギーを増幅させることができます。
これが「レーザー」です。
特にレーザー脱毛では、毛母細胞の周囲にある「メラノサイト」に注目しました。メラノサイトは毛にメラニンと呼ばれる黒い色素を付ける役割があります。
医療レーザーでは、メラニン色素に反応しやすいレーザーを使用します。メラニンに反応すると、光エネルギーから熱エネルギーに変換されます。その熱エネルギーが毛母細胞にダメージを与え、脱毛するというわけです。
当然、毛が生える毛母細胞にダメージを与えて脱毛するので、一生毛が生えてこない永久脱毛をすることができます。

レーザー脱毛と光脱毛の違いは?

よくエステでは「光脱毛」というフレーズが出てきますよね。
光脱毛で用いる「光」は、そうしたメラニン色素だけ反応するレーザー光を使っているわけではありません。
通常のものよりも強い光を浴びせているだけで、毛の毛乳頭まで届く波長をもつ光はその一部になります。
そのため、レーザー脱毛と光脱毛では以下の点で大きく異なります。

効果の違い

レーザー脱毛では、特定の波長の光だけを集めているので、メラニン色素への効果は高くなります。また、毛母細胞は実際には真皮という少し深い所にあるので、より光脱毛よりもレーザー光の到達率が高く効果的です。
光脱毛では色々な波長の光が混在しており、干渉しあいます。その中の一部分だけがメラニン色素に反応し、毛母細胞にダメージを与えるので、効果はマイルドになります。

痛みの違い

光脱毛もレーザー脱毛も、メラニン色素に反応し熱エネルギーに変換されて脱毛されます。そのため、当然効果が高いほど痛みも出てきやすくなります。
具体的には、光脱毛では通常の光と同じなので「ポカポカ温かい感じ」が中心になるのに対して、レーザー脱毛では「ゴムではじかれたような痛み」くらいになります。
光脱毛は腫れが引くまでの時間(ダウンタイム)はほとんどありませんが、レーザー脱毛は1週間程度のダウンタイムが必要です。

回数の違い

レーザー脱毛効果が高い分、1回の施術で毛母細胞がダメージを受けるので、5〜6回で脱毛が完了します。
「なぜ1回で脱毛しきれないの?」というと、毛の周期に関係します。
毛は成長期、退行期、休止期というサイクルで生まれ変わりますが、毛母細胞があるのは、発育する成長期だけ。休止期には毛母細胞がないので効果はありません。
そのため、何回かおこなうことで、確実に脱毛することができます。
一方、光脱毛は毛母細胞にまで到達するエネルギーが弱いので、脱毛にまで至らない場合も多くあります。したがって、回数を多くすることで、脱毛する割合を多くする必要があるのです。目安としては18回以上行う場合がほとんどになります。

費用の違い

それでは、光脱毛はデメリットばかりかというとそうではありません。
レーザー脱毛では医療機器を使い、効果が高い治療を安全に施術するため、1回あたりの施術料は高額になりやすいのがデメリットです。またレーザー脱毛を行うためには医師の診察が必要なほか、施術者もレーザー治療を扱う特殊な資格が必要になります。
一方、光脱毛では施術を行うにあたって特殊な資格も必要ありませんし、機器も高額ではないので1回あたりの施術料は安くなります。
しかし、効果もその分マイルドなため、回数を必要とします。個人差も大きいので一概には言えませんが、トータルで見ると同じくらいになるでしょう。

【まとめ】レーザー脱毛で毛が抜ける仕組み

レーザー脱毛の仕組みと光脱毛との違いを中心にお話してきました。
レーザー脱毛の仕組みをまとめると

  • レーザー脱毛はメラニン色素に反応するレーザー光だけを抽出
  • メラニン色素が特に多い部分である毛包は毛の細胞を作る大本のところ
  • レーザー光で刺激された毛包や毛母細胞はレーザー光による熱エネルギーでダメージが加わるため、毛を成長させたり細胞分裂させたりできなくなる
  • 細胞分裂が終わった毛はすみやかに脱毛され、その後生えてこない

ということになります。
光脱毛も効果はありますが、レーザーのように光の波長を一定にしていないため、効果として劣ってしまいます。
その分、光脱毛は手軽にできるので、効果を求める場合はレーザー脱毛を、手軽さを求める場合は光脱毛を選ぶとよいでしょう。
仕組みについてわからない場合は、担当医師・スタッフが詳しくわかりやすく説明いたしますので、お気軽にご相談ください。

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