医療脱毛の最適な照射間隔を部位別に紹介

公開日 公開日:2022年04月21日 更新日 更新日:2022年09月07日

医療脱毛の最適な照射間隔を部位別に紹介

医療脱毛は強力な医療レーザーを照射することで、半永久的に毛が生えないようにできる美容医療です。
せっかく永久脱毛するなら早く終わらせて、ツルツルの肌を手に入れたいものです。だからといって、短期間に施術を繰り返して終わらせてしまえばいいというわけにはいきません。
医療脱毛では、毛周期という毛の生え変わる周期に合わせ、適切なタイミングでレーザーを照射していきます。そのため間隔をあけた通院が必要になりますが、最適な照射間隔は身体の部位によっても異なります。
この記事では、レーザー脱毛時の毛周期と照射間隔の関係を解説します。
この記事を読むことで、医療脱毛で照射間隔をあけるべき理由や部位別の最適な照射間隔が理解でき、下記のような疑問や不安を解消します。

こんな事がわかる

  • 医療脱毛と毛周期の関係性は?
  • なぜ照射間隔をあける必要があるの?
  • 反対に照射間隔をあけすぎるとどうなるの?
  • 部位ごとの最適な照射間隔は?

守って!医療脱毛は施術間隔をあけて照射を

医療脱毛は1回の照射で終わることはなく、一般的に5回から8回程度の照射が必要となります。
適切な間隔で5回照射すると、太い毛が生えなくなるため自己処理が楽になり、8回ではツルツルの状態をキープできるようになります。効率よくきれいに脱毛をするためには、施術間隔を適切にあけて照射することが大切です。
まずは、なぜ施術間隔をあける必要があるのか、その理由を解説します。

効果的に脱毛するなら毛周期に合わせて

医療脱毛で使用する医療レーザー脱毛機は、成長期とよばれる時期にあたる毛に対してのみ脱毛効果を発揮することができます。レーザーは毛を黒くしているメラニン色素に反応して蓄熱し、発毛組織である毛母細胞を破壊するという特徴があります。
メラニン色素がふんだんに含まれるのは成長期にある毛だけであるため、成長期を狙って効率よくレーザーを照射することがポイントになるのです。
そして、毛は毛周期と呼ばれるサイクルに沿って生え変わります。毛周期は成長期のほかに退行期、休止期があり、そのサイクルは毛一本一本で異なります。成長期以外の期間はメラニン色素が薄く、毛が根元の毛乳頭と呼ばれる発毛組織から離れていることもあり、レーザーを照射しても発毛組織を破壊することができません。そのため、成長期を狙って照射する必要があるのです。
また、成長期にある毛は全体の10~20%と割合が低く、それ以外は退行期と休止期にあります。そのため、成長期にある毛に照射できたとしても、永久脱毛するためには最低でも5回の照射が必要だということになるのです。

レーザーから肌を守るために

毛周期に合わせて施術を受けることも大切ですが、施術と施術の間に間隔を設けることはレーザーによるダメージから肌を回復させ、次回の施術に備えるという意味合いもあります。
レーザー照射は毛だけでなく皮膚にもメラニン色素は存在するため、肌にも少なからずダメージを与えてしまい、赤みや炎症などが起こることがあるのです。ダメージを受け皮膚の機能が正常でなければ、外部刺激に弱く毛周期も乱れる原因にもなります。効率よく脱毛を進めるうえでも、いち早く肌の回復を促すことが大切です。
照射後は肌の保湿を心がけ、次の照射までに肌の調子を整えておきましょう。

間隔を長くあければいいの?

次の施術までの期間を長くあければいいと、安易に判断してはいけません。間隔をあけすぎて施術が遅れると、別のデメリットが起きることもあります。
初回から時間が経つと、毛がたくさん生えてきて効果がないのでは?と不安になる方もいます。しかし、初回の照射によって成長期にある毛根は破壊しているため脱毛効果はあり、期間があくことによって脱毛効果が薄れるということもありません。
施術から時間が経つにつれて生えてきた毛は、前回の施術の際に退行期、もしくは休止期にあった毛であり、それが成長期に入り伸びてきただけです。しかし、初回の施術から2回目の施術までの期間があきすぎると、初回時に退行期、休止期にあった毛が再度退行期、休止期に入ってしまい、照射しても意味をなさないことがあります。2回目、3回目と初期の段階では成長期にある毛を狙い撃ちしやすい回でもあるため、クリニックでの予約通りに通院するように心がけましょう。
また、施術間隔があきすぎると脱毛が完了するまでの期間が単純に延びてしまい、当初の予定から大幅に遅れることになります。できるだけ契約期間内に脱毛が完了するように確認しておきましょう。
残りの契約期間中に施術を一気に受けようとしても、毛周期の関係で脱毛効果を得られないことになります。施術のスケジュールは余裕を持ってプランニングしておくことが大切です。

最適な照射間隔とは?部位別に紹介

照射の間隔をおおよそ2ヶ月から3ヶ月あけると、成長期にある毛に働きかけることができます。
しかし、部位によって毛周期には違いがあります。ワキやVIOなどの毛が太く濃い部位は毛周期が長い傾向があり、反対に腕や足などの毛の薄い部位は周期が短いなど、体毛の性質によって異なるのです。
次に部位別の最適な照射間隔についてご紹介します。

全身脱毛なら3ヶ月

全身脱毛をするなら、3ヶ月程度の間隔をあけて施術を受けるとよいでしょう。身体全体として、毛周期は平均すると2ヶ月から3ヶ月程度となるため、3ヶ月あければ前回の施術からちょうど成長期に入る毛の割合が高いといえます。このタイミングを狙って、施術を受けるようにしましょう。

ワキ脱毛なら3ヶ月

ワキのムダ毛は性毛と呼ばれ、思春期以降に生えてくるもので、ホルモンの影響を強く受けています。性毛は太く濃く、毛周期も長い傾向があります。
ワキは3ヶ月から5ヶ月ほど成長期にあり、その後3ヶ月から5ヶ月くらいで退行期、休止期に入り毛が抜けます。そのため3ヶ月は間隔をあけると、成長期を狙って照射することができるでしょう。

VIO脱毛なら2~3ヶ月

VIOも性毛であるため、毛周期のサイクルが長いといえます。
VIOは成長期が1年から2年と非常に長く、その後1年から1年半ほどで退行期、休止期に入ります。脱毛完了までの期間は長くなりがちな部位ですが、初回から2回目、3回目と初期の段階では、2ヶ月から3ヶ月おきに施術を受けるとよいでしょう。
脱毛を開始して初期のころは毛が生えそろうのが早いため間隔を短めにし、4回目、5回目と施術を重ねると毛が生えそろうのが遅くなるため、間隔を長めにあけるのがポイントです。
このように生えにくく感じてきたら、施術の間隔を長くあけることで成長期に入る毛を待ってから照射すると、より高い脱毛効果を得ることができるでしょう。

2.4 顔脱毛なら1ヶ月

顔に生える毛は産毛が多く、薄く細い毛ですね。顔の毛の成長期は1ヶ月から2ヶ月と短く、その後3ヶ月から4ヶ月ほどで退行期、休止期に入ります。
顔の場合は比較的間隔を短めにとりながら照射するとよいでしょう。最短で1ヶ月の間隔で施術を受けても問題ありません。ただし、薄く細い産毛はメラニン色素が少なく、レーザーの熱が伝わりづらい部位でもあり、ほかの部位よりも施術回数が多くなることもあります。3回、4回と施術回数を重ねてきたら、毛の生え具合を見ながら施術間隔を検討してみましょう。

毛周期の理解と生え具合の観察で効率よく!

医療脱毛における最適な照射間隔について、紹介いたしました。
毛が生え変わるサイクルである毛周期は、脱毛をするうえで効果を左右する重要なポイントです。
毛周期を無視して、短期間に施術を繰り返しても無駄打ちとなってしまいます。毛周期を理解し、施術を受けた後の毛の生え具合を観察することで、ご自身に合った照射間隔がみえてくるはずです。
この記事では、下記のようなことがわかったのではないでしょうか。

この記事のポイント

  • 効果的に脱毛するためには、毛周期に合わせた間隔で照射する
  • 最適な照射間隔は、肌へのダメージを低減できる
  • 照射間隔があきすぎてしまうと、毛周期とずれてしまい、脱毛が完了するまでに時間を要することがある
  • 最適な照射間隔は、全身・脇では3ヶ月、VIOでは2〜3ヶ月、顔では1ヶ月と部位ごとに異なる

脱毛の効果を最大化するには、毛周期に合わせた最適な間隔でレーザーを照射することが大切です。脱毛を早く・きれいに完了させたい方は、予約通りに通院するよう心がけましょう。
トイトイトイクリニックでは、部位ごとの最適な照射間隔や脱毛完了までのスケジュールに関しては、カウンセリング時にご案内させていただいております。分からないことがありましたら、担当のスタッフにお尋ねください。わかりやすくお答えさせていただきます。

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更新日:2024年12月12日

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