女性の顔脱毛は痛い?痛みを感じやすいパーツは?
公開日:2018年08月01日 更新日:2023年05月31日
ワンランク上の肌を目指す女性にとって、気になるのが「顔脱毛」ですよね。顔脱毛で産毛がなくなると、顔の印象が明るくなったり化粧のノリがよくなったりなどさまざまな美容効果が期待できます。
しかし、心配になるのが顔脱毛に伴う副反応でしょう。
「顔脱毛は他の場所よりも痛いのかな・・・」
「顔脱毛は他の場所よりも肌トラブルが多そう・・・」
と不安になる方も多いはず。実際、女性の顔脱毛はどれくらい痛いのでしょうか。
この記事では、顔脱毛の痛みについて解説します。
この記事を読むことで、顔脱毛で痛みを感じる仕組みや痛みへの対策について理解でき、下記のような疑問や悩みを解決します。
こんな事がわかる
- なぜ顔脱毛は痛みを感じやすいのか?
- 顔のどのパーツが痛みが強いのか?
- 顔脱毛の痛みを和らげる方法はあるのか?
目次
女性の顔脱毛は痛い?痛くない?
痛みの感じ方には個人差があるため、一概にいうことはできません。
しかし、結論からいうと、女性の顔脱毛は他の場所に比べて痛みを感じやすい場所だといえるでしょう。
実際、当院で脱毛施術を受けられる患者様からも、VIOほどではないが、脇と同程度の痛みを感じる部位として顔が挙がってきます。
では、どうして女性の顔脱毛のほうが通常よりも痛みを感じやすいのでしょうか。
なぜ顔脱毛で痛みを感じるの?
次に顔の脱毛で痛みを感じる理由をみていきます。
脱毛のしくみ
まず脱毛で痛みを感じる理由を説明する前に、脱毛のしくみについて解説していきましょう。
医療レーザー脱毛で脱毛されるのは、毛の発育を支える「毛包」の中にあるメラニン色素にレーザー照射することで、毛包に熱エネルギーを与えてダメージを与えるためです。
レーザー光は、メラニン色素に強く反応するように調整されているので、メラニン色素がない通常の肌にはダメージが少なく、メラニン色素がある毛包だけに効率的に熱エネルギーを発生させることができます。
顔と他の部位との違い
脱毛によって、他の部位より顔の施術が痛いのには理由があります。
顔は他の部位よりも角質が薄い
目の周りでは角質層では6層くらいに対して、かかとのような硬いところでは40~50層にもおよびます。
通常、医療レーザー脱毛の痛みは「ゴムではじかれたような痛み」として表現されることが多いです。
しかし、同じ「ゴムではじかれた痛み」でも体と顔では痛みの感じ方が全く異なりますよね。角質が顔は他の部位よりも薄い分、痛みにも敏感なのです。
もちろんレーザー脱毛では、場所によってエネルギー量を調節しながら脱毛していきますが、同じエネルギーを与えた場合、痛みとしての感じ方に違いがでてくるのがわかるでしょう。
顔は他の場所よりも薄い産毛が中心
顔の産毛は他の毛と違い、毛自体が薄いことが多いですよね。
毛の濃さとメラニン色素は比例しますので、顔の産毛にはメラニン色素があまりありません。
効果を重視するなら、レーザーの出力をそれなりに上げないと、効果を十分発揮しません。しかし前述の通り他の場所よりも角質が薄い分、敏感に感じます。
そのため、顔は他の場所よりも調節が難しい場所といえるでしょう。
特に顔脱毛の痛みで注意すべきパーツは?
ずばり「口と目の周囲」です。
口の周りは出っ張っている「ほほの骨」と「アゴの骨」に囲まれている場所で、比較的皮膚が薄くなっている場所でもあります。口という粘膜にも近いのも特徴ですね。また鼻下は産毛が多い場所でもあるため、何回も照射をする必要があることも。
このことから、非常に調節が難しい場所の1つといえるでしょう。
同様に目も「眼窩(がんか)」といって、骨に覆われているくぼみに目が入り込む構造になっています。ちょうど骨がない場所は皮膚が薄く、敏感になりやすくなります。
顔脱毛の痛みに対する対策は?
顔脱毛は他の場所よりも痛みを感じやすい場所ですが、対策することである程度、痛みを緩和することができます。
普段から保湿ケアをしっかり行う
「保湿ケアは脱毛後だけで行えばよい」と考えていませんか?
むしろ普段からの保湿ケアを十分行うことで、角質に十分水分がいきわたりやすくなります。
レーザー脱毛で発生する熱エネルギーは、肌が乾燥していると他の細胞にもエネルギーが伝わりやすくなります。一方、十分保湿されている肌だと間に水分が入るので、熱エネルギー広がるのを抑えてくれるのです。
脱毛の時の痛みは、熱エネルギーの広がり方に大きく影響します。ですから、普段から保湿ケアをしっかり行って、痛みを緩和させましょう。
事前に麻酔をしてもらう
施術前に麻酔クリームを使うことで、痛みを大幅に緩和することができます。
敏感肌の方は事前に担当医師・スタッフに相談しましょう。しかし、施術時の痛みをとるだけで「麻酔をすればアフターケアが必要ない」ということはありませんのでご注意ください。
肌の余計な刺激を与えない
特に施術前後は、普段行わないケアをしてしまいがちです。
施術前に顔に炎症が生じていると、脱毛時の痛みはより激しくなります。
もちろん施術前に十分肌の状態をチェックした上で行いますが、肌に余計な刺激を与えないようにするのも大切です。
特に気を付けたいのが、毛の自己処理です。
刃数の少ないカミソリを使い、十分肌ケアせずに自己処理をした場合、自己処理が原因で肌にダメージが加わることも。また、外出時の紫外線対策も忘れずに行いたいですね。
どこまで剃る?顔脱毛の前後の自己処理(シェービング)のポイント
【まとめ】女性の顔脱毛は痛い?痛みを感じやすいパーツは?
顔脱毛の痛みについて解説しました。
この記事では、下記のようなことがわかったのではないでしょうか。
この記事のポイント
- 女性の顔脱毛はVIO・ワキに次いで痛みを感じやすいパーツ
- 顔は皮膚が薄いうえ、産毛の処理のために照射出力を上げる必要があるため痛みが強くなりやすい
- 特に目や口の周り、鼻下は他の場所よりも角質が薄いため要注意
- 十分な保湿と事前処理による肌ダメージを軽減することで痛みを軽減できる
- 麻酔クリームの使用で痛みを緩和できる
顔脱毛の痛みがどうしても不安な方は、当院のお試し医療脱毛プランをご利用ください。100円で鼻下の脱毛を体験することができます。また、無料カウンセリングで顔の悩みなども丁寧にお伺いいたしますので、ぜひ気軽にお問合せください。
参考文献
ヒト身体各部位における角層の層数と機能の解析 東北大学博士論文