乾燥肌で受ける脱毛施術のリスクと脱毛後に肌が乾燥する理由
  • もともと乾燥肌・敏感肌だから脱毛するのが心配
  • 脱毛の時に「保湿ケアしてください」といわれるけど、どう対策すればよいかわからない

と脱毛に関わる肌トラブルにお悩みになっていませんか?
結論からいうと、乾燥肌だと脱毛後の肌トラブルになりやすくなります。
しかし、施術前や施術後に上手にケアをしてあげることで、脱毛後の肌トラブルを大幅に少なくすることができるのです。
今回は、乾燥肌と医療脱毛との上手な付き合い方と、医療脱毛後のアフターケアについて、保湿を中心に説明していきます。

乾燥肌だとなぜ脱毛後の肌トラブルができやすい?

まずは、肌が乾燥した状態で脱毛施術を受けると、トラブルが起きやすい理由をご説明します。

乾燥肌とは?

そもとも「乾燥肌」とはなんでしょうか。
医学的には、乾燥がすすむことを「乾皮症」とよび、乾燥肌によって肌トラブルが起こることを「皮質欠乏性湿疹」とよびます。
皮膚は乾燥すると、ひび割れが起きたり皮がむけたりします。症状が進むと、かゆみを伴った赤いブツブツが出るようになり、さらにひどくなると、ジュクジュクとした湿疹となるのが特徴です。
では、なぜ乾燥がすすむと肌トラブルが起きやすくなるのでしょうか。
それは、皮膚の本来の働きであるバリア機能が十分に作用するためには、角質層に適度な水分が含まれていることが大切だから。
角質層が十分に潤っていると、外部からの刺激を緩和します。しかし、皮膚が乾燥して角質層の表面がざらついていると、水分が角質の隙間になくスカスカの状態になります。
すると、その隙間から様々な刺激物が簡単に入ってきやすくなり、肌トラブルの原因となるのです。

肌が乾燥する原因は?

肌が乾燥する原因として、以下のものが考えられています。

  • 年齢による変化:肌のターンオーバーが徐々に長くなり乾燥しやすくなります。
  • 頻回・長時間の入浴:熱いお湯は皮脂を必要以上に落としてしまうため、38~39℃が適温です。
  • 過度に皮膚をこすってしまう:ナイロンタオルをつかわずに、刺激の少ないボディソープをよく泡立て洗った方がよいでしょう。
  • 空気の乾燥:湿度は40~50%ほどに保つのが理想的といわれています。冬は加湿器を使うのが理想ですが、水を入れたボウルを部屋に置いておくだけでも効果があります。
  • 肌着を化学繊維にしている:肌着はなるべく柔らかく、保湿力の高いものを着るのが良いでしょう。例えば皮膚に直接触れる肌着は木綿(コットン)や絹のものがおすすめです。

医療脱毛のしくみ

医療脱毛をすると、どんな機器を使用しても乾燥は一時的に進みます。
それはなぜでしょう。
実は、医療脱毛のメカニズムそのものにあるからです。
レーザー脱毛で脱毛されるのは、毛の発育を支える「毛包」の中にあるメラニン色素にレーザー照射することで、毛包に熱エネルギーを与えてダメージを与えるためです。
レーザー光は、メラニン色素に強く反応するように調整されているので、メラニン色素がない通常の肌にはダメージが少なく、メラニン色素がある毛包だけに効率的に熱エネルギーを発生させることができます。
しかし、皮膚の内側から熱エネルギーが加わるので、皮膚の水分はどうしても取られてしまいます。そのため、乾燥肌がどうしても進んでしまうのです。

乾燥肌でも医療脱毛はできる?

結論からいうと、「乾燥肌でも医療脱毛はできますが、脱毛後の肌トラブルに注意が必要」になります。あまりに乾燥肌が重度である場合、肌トラブルも強く出ることが想定されるため、お断りされることもあります。
具体的には、

  • 乾燥肌でもともと肌にダメージが加わりやすく、毛嚢炎(毛穴に雑菌が入ること)になりやすい。
  • 保湿されていない分、熱エネルギーが肌全体に広がりやすいため、火傷のリスクがあがる。
  • 肌表面の炎症を起こすので、乾燥肌から起こる「皮脂欠乏性湿疹」の原因になる可能性がある。
  • 通常の医療脱毛だと、「ゴムではじかれるような痛み」くらいの軽い痛みが生じます。しかし、乾燥したお肌だと普通よりも痛みが出てしまいます。お肌が潤った状態だと光や熱の刺激を抑えてくれるので、自然と痛みも感じにくくなります。

乾燥肌の方が医療脱毛の前にしていただきたいこと

では、医療脱毛後の肌トラブルを少なくする方法はないのでしょうか。
医療脱毛後の肌トラブルを最小限にするために、乾燥肌の方が医療脱毛の前に日常的にしていただきたいことについてご紹介します。

保湿ケアをしっかり行う

「保湿ケアは脱毛後だけで行えばよい」と考えていませんか?
むしろ普段からの保湿ケアを十分行うことで、角質に十分な水分がいきわたりやすくなるので、脱毛もしやすくなります。

お風呂の入り方に気を付ける

長湯や熱いお風呂は、乾燥肌を進行させます。38度から39度くらいが適温で、10分以内に済ませるようにしましょう。シャワーの温度も40度未満になるように気をつけてください。
また、洗い方もナイロンたわしでゴシゴシ洗うのは厳禁です。泡でやさしく洗うようにしましょう。特に乾燥が進みやすい冬場は部分洗いだけでもかまいません。

紫外線や汗に気をつける

紫外線は肌のバリアを崩すほか、乾燥肌をさらに加速させます。夏はもちろんのこと、冬でも日焼け止めクリームを使うようにしましょう。
デリケートな肌には、日焼け止めクリームの種類にも気をつけてください。散乱剤といって膜を張るタイプだけ使ったものを使用するようにし、吸収剤(光を熱エネルギーに変換することで紫外線を予防するタイプ)はできるだけ使用しないようにしましょう。
日中の汗をこまめにふくことで、汗による炎症を防ぐことができます。特に乾燥肌の方は日中肌の水分が摂られる分、炎症を起こしやすくなるので注意が必要です。

肌着の種類にも気をつけて

ウール・ナイロン・ポリエステルといった化学繊維や合成繊維は、汗を吸収せず乾燥肌を進ませる結果になります。できるだけ、木綿(コットン)や絹を使用した天然素材の肌着を使用するようにしましょう。

医療脱毛後の乾燥肌を防ぐアフターケアとは?

医療脱毛後におすすめのアフターケアについても、ご紹介いたします。

脱毛時の保湿ケアはとても大切

普段からの保湿ケアももちろん大切ですが、レーザー脱毛で乾燥が進んだ後の保湿ケアももちろん大切です。よりデリケートな肌になっているため、いつもより丁寧に行うようにしましょう。
例えば、洗顔の時にゴシゴシ洗わない、クレンジングや洗顔料も敏感肌用に切り替えるといったことも大切です。
回数も通常時よりもこまめに保湿ケアを行うことで、乾燥肌が進んでいる状態だと効果もさらにあがります。

 部位ごとの正しい保湿ケアについて紹介

このように医療脱毛後の保湿ケアは非常に重要ですが、部位によってケアの方法が少し異なることをご存知でしょうか?
特に注意が必要な部分について、保湿ケアのポイントをまとめてみました。

顔の保湿ケアについて

顔の皮膚は身体の部位と比べてデリケートな部分のため、通常よりもしっかりとした保湿ケアが必要です。
角質も薄いため、顔だけは低刺激性の化粧水を使った方がよいでしょう。成分表をチェックして、なるべく添加物が少ないものを選ぶのがポイントです。
化粧水などでしっかりと肌に水分をしみこませた後は、乳液やクリームなどで油分を補うようにしましょう。肌表面からの水の蒸散を防いでくれます。
パックは色々な成分が含まれている場合、かぶれの原因にもなります。普段から使い慣れている場合は、使ってみるというくらいでよいでしょう。

体の保湿ケアについて

体は顔よりも角質も厚く敏感でありませんが、面積が広い分塗りむらがないようにするのがポイントです。
油分の多いクリームタイプよりも、ローションタイプのほうがおすすめです。
全体的にこすらないようにしながら、しわにそって横方向に塗るとよいでしょう。縦方向に塗ると、しわが折り重なってしまい、塗られていない部分ができる恐れがあります。また、縦方向に塗るとどこまでも伸びてしまうので、保湿成分が薄くなってしまうおそれがあります。

VIOの保湿ケアについて

VIOの部分は、顔と同様に敏感なので、保湿ケアは念入りに行いましょう。ただし、顔と違って蒸れやすいので、油分があまり多いと酸化してしまい、毛嚢炎の原因にもなります。
低刺激性のものを選びながら、自分にあった保湿ケアを探していきましょう。

医療脱毛後、保湿ケア以外に注意すること

前述した日常生活のポイント以外にも、身体を温め過ぎないことが大切です。
「温めると血行がよくなるからよいのでは?」と考える方もいるかもしれませんが、肌に炎症が起こっている場合、かえって炎症を強くしてしまいます。
特に「肌がピリピリするな」と感じたら適度に冷やすようにしましょう。

【まとめ】乾燥肌で受ける脱毛施術のリスクと脱毛後に肌が乾燥する理由

医療脱毛と、保湿ケアの関係性を中心に、脱毛後に肌が乾燥する理由についてもお話していきました。
実際には保湿ケアはとても奥が深く、それぞれの肌の状態に合わせてアドバイスが異なることが多くあります。
ぜひ「乾燥肌で医療脱毛するのが心配・・・」とご不安な方は、医療脱毛前のカウンセリングで担当医師・スタッフにお声がけください。
お肌の状態にあったアドバイスをさせていただきます。

顔脱毛は医療がおすすめの理由とメリットとデメリット

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  • 顔脱毛コラム
更新日:2021年05月25日

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