8つのムダ毛の処理を徹底比較!自己処理から医療脱毛まで【女性版】
公開日:2018年02月23日 更新日:2024年06月13日
暖かくなると、頻繁にお手入れすることになるムダ毛。
女性にとって、水着や薄手のファッションをきれいにかっこよく着こなすために避けて通れないのがムダ毛の処理ともいえます。
ムダ毛ケアを怠れば、おしゃれが台無しになってしまうことだってあります。
自己処理にはさまざまな方法があり、それぞれにメリット、デメリットがあります。
この記事では、8つのムダ毛処理法を徹底的に比較しながら解説します。
この記事を読むことで、ムダ毛の自己処理法からクリニックで受ける医療脱毛まで理解が深まり、下記のような疑問や悩みを解決します。
こんな事がわかる
- ムダ毛処理にはどのような方法と特徴があるのか?
- ムダ毛を自己処理する方法や脱毛の種類ごとのメリットとデメリット
- どのようなムダ毛の処理法が自分に合っているのか?
目次
ムダ毛処理にはどのような方法がある?
ムダ毛処理にはいくつかの方法があります。
6つの代表的な自己処理法と、サロンやクリニックで受ける2つの脱毛法について、その特徴やメリット、デメリットについてご紹介します。
あなたの肌質やお悩み、ムダ毛処理に求める理想などと照らし合わせながら、ぴったりの処理方法を見つけましょう。
カミソリのメリット・デメリット
自己処理の定番といってもいいのが、カミソリによる剃毛ではないでしょうか。
初めてのムダ毛処理はカミソリだったという方も多いはず。
カミソリは入浴時など、泡立てた石鹸やシェービングフォームで覆った肌にすべらせることで剃毛していきます。
最近では、ソープや美容成分が配合されたスムーザー付きのカミソリや、ヘッド部分にボールが付いた可動域が広いタイプ、アンダーヘアに適したトリマー付きのカミソリなど、種類が豊富です。
カミソリのメリット
- 手間がかからず短時間で済む
- 使いやすくすばやく剃毛できる
- 入手しやすい
- 種類が豊富で用途に合わせて使い分けられる
カミソリは使いやすく準備も必要ないため、入浴時など思い立ったらすぐに剃毛できます。正しく使えば剃毛時の痛みはほとんどないです。
剃毛後は肌のトーンが明るくなり、基礎化粧品の浸透も高まるでしょう。
カミソリは安価でドラッグストアやコンビニなどで販売されており、入手しやすいのもうれしいポイント。すばやく簡単にムダ毛処理ができるという手軽さがあります。
カミソリのデメリット
- 肌への負担が大きい
- 色素沈着など肌トラブルが起きやすい
- すぐに毛が生えてくる
- 毛が生えるとチクチクして肌触りが悪い
- 毛が濃くなったように感じる
カミソリで剃毛すると、カミソリによって切られた毛の断面は、毛先が細かったムダ毛よりも太いため、毛が濃くなったように感じやすくなります。
深剃りや逆そりなど、カミソリは正しい使い方をしないと、ムダ毛とともに肌に必要な角質まで剃り落としてしまいます。皮膚が傷ついたことで肌のバリア機能が低下し、乾燥や炎症、かゆみなどのトラブルに発展してしまうことも。
また、繰り返しカミソリを使うことで、黒ずみになりやすい傾向もあります。これは、カミソリによるダメージから皮膚を守ろうとメラニン色素が過剰に生成され、体外に排出しきれず皮膚内に蓄積した結果、色素沈着となるのです。
剃毛したあとは、カミソリによる細かい傷がついているため、いつも以上に保湿ケアをすることが大切です。
電動シェーバーのメリット・デメリット
電動シェーバーは肌への負担が少なく、スピーディにムダ毛処理ができます。
電動シェーバーは顔用、ボディ用、VIO用など種類も豊富で、処理する部位の特徴に合わせてヘッドが設計されています。また、充電式や電池式から選べるので、持ち運びたい、電気代を節約したいなどさまざまなニーズにも対応しています。
完全防水や水洗い可能なものもあるため、お風呂場で使うこともでき、シェーバーの手入れもしやすいでしょう。
電動シェーバーのメリット
- 肌へのダメージが少ない
- すばやくどこでも処理できる
- 使い方が簡単
電動シェーバーは肌に直接刃が当たらないように設計されており、非常に安全で簡単に自己処理できます。
肌への負担が少ないため、頻繁に使用しても色素沈着や肌荒れなどの心配はほとんどないといえます。思い立ったらすぐに処理することもできるため、自己処理に手間や時間をかけたくない方にとって強い味方になるでしょう。
電動シェーバーのデメリット
- ツルツルにならない
- すぐに毛が生えてくる
- 値段が高い
- 部品の交換や掃除など手入れが必要
電動シェーバーは皮膚表面をいたわりながら処理するため、産毛などの細かい毛を処理するのには適しておらずツルツルの状態にはなりません。また、シェーバーの掃除などの手入れを怠ると、刃やヘッドに付着した雑菌が繁殖しやすい傾向にあります。
刃やヘッドを交換したり、電池を交換したりとメンテナンスにも費用がかかるため、ほかの方法よりも費用がかかるでしょう。
毛抜きのメリット・デメリット
毛抜きは、毛抜き用のピンセットを使って1本ずつ毛根から引き抜くことでムダ毛を処理します。
ピンセットは安価なものから高級なものまで価格帯も幅広く、弾力性や機能性、使い勝手の良さも異なります。先端部分の形状も、平面や斜面、丸形などさまざまです。
毛抜きのメリット
- 場所を問わず処理できる
- ツルツルになる
- 毛のない状態を長く保つことができる
- コスパがよい
毛抜きにこだわりがなければ、安く簡単に入手できます。また、毛の流れに沿って毛根からきれいに抜くことができれば、毛のないツルツルの状態を長くキープすることができます。
非常にコスパの良い方法といえるでしょう。
毛抜きのデメリット
- 皮膚や毛穴へのダメージが大きい
- 毛嚢炎や埋没毛などの肌トラブルを起こしやすい
- 処理に時間と手間がかかる
- 痛みが伴う
- きれいな肌を保ちにくい
毛抜きは毛根を無理やり引き抜くため、皮膚だけでなく毛穴も傷つけます。傷ついた毛穴に黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌といった雑菌が入り込み炎症を引き起こす毛嚢炎や、皮膚の中で埋もれたまま体毛が伸びてしまう埋没毛などの肌トラブルが起きやすくなります。
毛抜きによるダメージから皮膚を守るために角質が分厚くなるので、肌がごわついてきたり、毛が皮膚に埋もれやすくなったりと、毛抜きによるケアでは美しい肌を保つのは難しいでしょう。
脱毛ワックスのメリット・デメリット
ワックスを脱毛したい部位に塗り、しばらくおいてから剥がすことで毛根から引き抜くことができます。
ワックスにはソフトタイプとハードタイプがあり、ソフトタイプは水溶性の原料が使われているため水に流すこともでき、剥がす際の痛みも少ないでしょう。
ハードタイプはワックスを温めてから肌に塗るため温度調節が難しいですが、粘着力があるため産毛などの細い毛も逃さず処理します。
脱毛ワックスのメリット
- ツルツルの状態を維持できる
- 安価で入手しやすい
毛抜きと同様、毛根から引き抜くため、2週間から3週間ほど毛のないツルツルの状態を維持することができます。
毛抜きのように1本ずつではなく、一気に広範囲の毛を毛根から抜くことができるので、毛抜きよりもすばやく効果を得ることができます。
ワックスの種類も豊富であるうえ、ドラッグストアやスーパーなど販売店も多いため、購入しやすいでしょう。
脱毛ワックスのデメリット
- 皮膚や毛穴へのダメージが大きい
- 頻繁に使うことができない
- 処理に手間と時間がかかる
- 使い方が難しい
- ムラができやすい
ワックスによる脱毛では、ワックスを温めたり放置する時間が必要であったりと、時間と手間がかかります。また、正しい方法を習得するまでに時間がかかったり、仕上がりにムラができたりと、コツをつかむのが難しいかもしれません。
強力なワックスで広範囲の毛を一気に抜くため痛みが強く、脱毛後は赤みや炎症、かゆみ、ほてりなどがでやすいでしょう。
ワックス使用後は、冷却や保湿をしっかりすることがポイントです。
除毛クリームのメリット・デメリット
除毛クリームは、処理をしたい部位にクリームを塗り、決められた時間放置したあと洗い流します。放置している間にクリームに含まれている成分が角質層から上部の毛のタンパク質を分解し毛を溶かすため、除毛できます。
最近では、植物由来の保湿成分や美肌成分を配合した除毛クリームもあり、肌をいたわりながら処理できるようになってきました。
除毛クリームのメリット
- 広範囲の毛を一気に処理できる
- 簡単にすばやく処理ができる
- 痛みがない
- コスパがよい
- 毛が生えてきてもチクチクしない
クリームを塗るだけで手間もかからず、気軽にムダ毛を処理できます。処理時の痛みもなく、すぐにツルツルの手触りを実感できるので使い勝手がよいでしょう。
しばらくして毛が生えてきても、毛の先端が薬液によって溶けているのでチクチクしません。広範囲のムダ毛を痛みもなく一気に処理できるので、効率のよい脱毛法といえます。
除毛クリームのデメリット
- 薬液による肌へのダメージが大きい
- 炎症やかゆみなどの肌トラブルを起こしやすい
- 頻繁に使えない
- クリームのニオイがきつい
毛に含まれるたんぱく質を溶かす成分が配合されているため、肌へのダメージも大きいでしょう。そのため、頻繁に使うと腫れやかゆみなどの肌荒れを起こしやすくなります。頻繁に使うのは避けたほうがよいでしょう。
家庭用脱毛器のメリット・デメリット
家庭用脱毛器でのお手入れは、毛を細くしたり、毛が生えてくるのを遅くしたりという、減毛や抑毛の効果が期待できます。
家庭用脱毛器には、毛が生えてこなくなる永久脱毛の効果はないので注意しましょう。永久脱毛は医療行為であり、クリニックでしか施術できません。
家庭用脱毛器の多くは、フラッシュ式、または光脱毛器とよばれる光を照射するタイプと、レーザーを照射するレーザータイプがあり、どちらも毛根にダメージを与えることができます。
家庭用脱毛器のメリット
- 操作が簡単で手間がかからない
- 美肌効果を期待できる
- 痛みが少ない
- 自分のペースでお手入れができる
家庭用脱毛器は好きなときに処理ができ、使い続けることで毛が目立たなくなっていきます。処理時に多少痛みがあっても、出力を調整したり時間を置いたりできるので、痛みをコントロールすることができるでしょう。
時間に拘束されることもなく、好きな時にムダ毛を処理することができます。肌のハリやつやをアップさせるといった美肌効果も期待できるとうたう脱毛器もあるので、脱毛器の機能をチェックするとよいでしょう。
家庭用脱毛器のデメリット
- コストがかかる
- 製品によっては重いので疲れる
- 痛みがある
- ムラができる
- メンテナンスに費用がかかる
- 製品による差が大きい
家庭用脱毛器は種類が豊富であるため、製品によってその性能や使いやすさ、安全性など大きく異なります。そのため、自分に合った脱毛器を選ぶことが大切です。また、カートリッジや電池の交換が必要であったり、メンテナンスも必要です。
光やレーザーをピンポイントで照射していくため、ムラなく操作できるようになるまで時間がかかるかもしれません。
エステ脱毛のメリット・デメリット
エステ脱毛では光を照射し発毛組織のある毛根にダメージを与えることで減毛、除毛していきます。
エステ脱毛はエステやサロンで施術を受けることができます。エステやサロンは駅の近くなどアクセスのよい場所にあることが多く、通いやすいでしょう。
エステ脱毛のメリット
- 自己処理が楽になる
- 肌トラブルが少なくなる
- エステティシャンが施術をしてくれる
- 美肌効果が期待できる
自己処理の頻度が減るため、処理にかかっていた労力や時間をほかのことに使えるようになります。また、自己処理を繰り返すことで起きやすかった、炎症や黒ずみなどの肌トラブルが起きにくくなるため、きれいな肌をキープしやすくなるでしょう。
エステ脱毛のデメリット
- 永久脱毛ではない
- コストがかかる
- 痛みがある
- 通うための費用と時間がかかる
- 火傷(やけど)や硬毛化など、トラブルのリスクがある
- 施術に恥ずかしさを伴うことがある
エステ脱毛には永久脱毛の効果はないため、定期的に施術を受け続ける必要があります。自己処理の必要のない状態になるまでに、12回から18回程度は通う必要があるでしょう。
また、光を照射するため、熱エネルギーによる火傷(やけど)やムダ毛が濃くなる硬毛化のリスクがあります。硬毛化の原因は解明されていませんが、産毛のような細く色素の薄い体毛に光やレーザーを照射すると発毛組織を破壊しきれず、むしろそれが刺激となって体毛が濃く太くなるともいわれています
このようなリスクもあるため、理解したうえで施術を受けることが大切です。
蓄熱式医療脱毛・エステ脱毛をすると永久脱毛できなくなる理由
医療脱毛のメリット・デメリット
医療脱毛では、医療機関のみ使用を許可された医療レーザー脱毛機で施術されるため、永久脱毛が可能です。強力なレーザーを照射することで発毛組織のある毛根を破壊し、半永久的に毛が生えないようにできるのです。
医療機関であるため医師の診察があり、医師の指導のもと施術されます。もし、トラブルがあれば診察や処置、薬の処方も受けることができます。
医療脱毛のメリット
- 永久脱毛できる唯一の手段
- トラブルが起きても医師が処置してくれる
- 自己処理から解放される
- 自己処理に伴う肌トラブルがなくなる
- 毛穴が目立たなくなる
- 美肌効果が期待できる
- 医療ローンが使える
医療脱毛では5回から8回程度の施術で脱毛が完了します。永久脱毛であるため、一切の自己処理から解放されます。
自己処理の繰り返しで黒ずみや乾燥、炎症などが起きやすかった肌が、ダメージを受けなくなったことで強くなり、美しい肌をキープしやすくなるでしょう。また、毛根から毛がなくなっているので、毛穴が引き締まり目立たなくなります。汚れや皮脂も溜まりにくくなることで、毛穴の黒ずみやニキビも改善されるでしょう。
医療脱毛のデメリット
- 施術費用が高い
- 痛みが強い
- 通うための費用と時間がかかる
- 火傷(やけど)や硬毛化など、トラブルのリスクがある
- 施術に恥ずかしさを伴うことがある
ムダ毛の処理方法の中で、最も高額になりやすいのが医療脱毛かもしれません。
しかし、1回あたりの施術費用を換算すると高く感じますが、施術回数が少ない、クリニックごとにキャンペーンや割引などの特典がある、医療ローンが利用できるなどを勘案すると、結果的にお得に永久脱毛ができる場合がほとんどでしょう。
ただ、医療脱毛は痛みが強いため、どのくらいの痛みなのかを事前に確認するとよいでしょう。クリニックによっては、お試し価格で体験することもできます。どうしても痛い場合は、医療機関であるため麻酔を使うことも可能です。
あなたに合った処理方法で素肌美人に!
8つのムダ毛処理法について解説しました。
この記事では、下記のようなことがわかったのではないでしょうか。
この記事のポイント
- ムダ毛の処理法には、カミソリ、電動シェーバー、毛抜き、脱毛ワックス、除毛クリーム、家庭用脱毛器、エステ脱毛、医療脱毛がある
- カミソリは労力や時間がかからず手軽だが、肌への負担が大きく肌トラブルが起きやすく、すぐに毛が生える
- 電動シェーバーは肌へのダメージが少なく使いやすいが、値段が高くすぐに毛が生えてくる
- 毛抜きはツルツルになり毛が生えにくいが、毛穴へのダメージが大きく美肌から遠ざかる
- 脱毛ワックスは安価でツルツルになるが、処理時の痛みと皮膚ダメージが大きく使い方が難しい
- 除毛クリームは広範囲を一気に処理できコスパがよいが、薬液による肌ダメージが大きく炎症などのトラブルを起こしやすい
- 家庭用脱毛器は自分のペースで処理でき美肌効果もあるが、機材やメンテなどにも費用がかかり製品による効果などの差が大きい
- エステ脱毛は自己処理が楽になり美肌効果も期待できるが、減毛抑毛にとどまり、回数は多く通う必要があるため、トータルで費用と時間がかさむ
- 医療脱毛は永久脱毛が可能でトラブルがあっても医師がすぐに処置してくれるが、施術費用が高く痛みが強いことがある
ムダ毛の処理は多様化しており、数ある選択肢のなかから選ぶことができます。
それぞれの処理方法にはメリット・デメリットがあり、美肌をキープしたいのか、手間を省きたいのか、時間をかけたくないのか、手触りをよくしたいのかなど、ムダ毛処理に求める優先事項に基づいて選択することが大切です。
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