顔脱毛とフォトフェイシャルの最適な施術間隔は?
公開日:2022年05月27日 更新日:2023年04月09日
皮膚の美しさを取り戻す施術として、フォトフェイシャルが注目されています。
これは、IPLと呼ばれる光を皮膚に照射し、皮膚のくすみやしみを取り去る美容法ですが、医療レーザーによる脱毛と似ていると感じている方や両方の施術を同時に受けることができるのか、疑問に思っている方がおられるかもしれません。
確かに、どちらも光を発する機器を用いる施術ですので、混同する方がいるのも自然なことでしょう。
この記事では、フォトフェイシャルと医療レーザー脱毛の違いについて、また顔脱毛とフォトフェイシャルの施術を受ける際の適切な間隔について解説します。
この記事を読むことで、フォトフェイシャルと医療レーザー脱毛の違いを理解でき、下記のような疑問や悩みを解決します。
こんな事がわかる
- フォトフェイシャルの仕組み
- 医療レーザー脱毛の仕組み
- フォトフェイシャルと医療レーザー脱毛の違い
- フォトフェイシャルと顔脱毛の施術を受ける際の間隔
目次
フォトフェイシャルの仕組み
フォトフェイシャルは、Intense Pulsed Light、通称IPLと呼ばれる光を利用した施術です。
その特徴は、695nm~1200nmという広い範囲の波長の光をフラッシュ状に放出することです。複数の種類の波長の光を出すことで、さまざまな皮膚のトラブルに効果を発揮することができます。
IPLで放出された光は、皮下のメラニン色素を含む複数の色素に吸収されるため、色素にダメージを与えることができます。それだけでなく、皮下の線維芽細胞を刺激するため、皮膚にハリが出てくることも期待できます。
医療レーザー脱毛の仕組み
医療レーザー脱毛では、通常医療レーザーを利用しています。
そのレーザーにも、ヤグレーザーやダイオードレーザー、またアレキサンドライトレーザーなど複数の種類が存在しています。ヤグレーザーは755nm、ダイオードレーザーは800nm、アレキサンドライトレーザーは1064nmと、それぞれ波長が異なります。
医療脱毛で使用する脱毛機には、単一のレーザーが利用されますので、施術の際に複数の波長のレーザーが利用されることはありません。
なお医療脱毛でも、レーザーを毛根周囲に存在するメラニン色素に吸収させ、色素を含む周辺の毛根細胞を破壊することで効果を発揮しています。
フォトフェイシャルと医療レーザー脱毛の違い
フォトフェイシャルと医療レーザー脱毛の仕組みについてご説明しましたが、その仕組みは似ています。
ただ、フォトフェイシャルでは同時に広範囲の波長の光を放出するため、放出されるエネルギーも分散されてしまいます。そのため、一回の照射で広い範囲の色素にエネルギーを届けることが可能となりますが、個々の色素に届くエネルギーは弱まってしまいます。
シミなどの皮膚のトラブルには十分な効果が得られますので、エネルギーが弱くても心配する必要はなく、むしろ皮膚には優しいためにダウンタイムを要さないことがほとんどです。
なお、IPLはエステサロンや自宅用脱毛器などにも採用されています。つまりIPLでも脱毛効果を期待することはできますが、エネルギーが弱いことからもお分かりいただけるかと思いますが、永久脱毛は期待できません。
一方、医療脱毛では、レーザーのエネルギーを一点に集中させて照射するため、1箇所に強いエネルギーが集まります。その分毛根に与えるダメージは強く、毛根細胞が死滅しますので、永久脱毛が期待できます。
医療レーザーでも、皮膚のシミを薄くする効果があることは事実ですが、エネルギーが強すぎることもあり、火傷(やけど)のリスクがあり、シミの濃さによりますが、避けて照射するのが通常です。
フォトフェイシャルと顔の医療脱毛の施術を受ける際の間隔
では、フォトフェイシャルと顔の医療脱毛の施術を受ける際の間隔はどうすればよいのでしょうか?
結論から申し上げると、皮膚の状態に応じて数週間の間隔をあけると問題はありません。これは、両者とも同じように皮膚にエネルギーを加える施術法であるため、皮膚へのダメージを最小限にすることが理由です。
また一定の間隔をあけることができれば、同じ時期に並行して両方の施術を受けることも可能です。むしろ両者は並行して行うことで、医療脱毛の施術では得ることができない美肌効果をフォトフェイシャルで実現し、フォトフェイシャルでは不可能な永久脱毛を医療脱毛で達成することができますので、計画的に両者を組み合わせることも一案でしょう。
【まとめ】顔脱毛とフォトフェイシャルの最適な施術間隔は?
フォトフェイシャルと医療レーザー脱毛の仕組みやそれぞれの違い、また顔脱毛とフォトフェイシャルの施術を受ける際の間隔について、ご説明しました。
数週間をあけて行えば、フォトフェイシャルと顔の医療脱毛は並行して施術を受けることも可能です。
この記事では、下記のようなことが分かったのではないでしょうか。
この記事のポイント
- フォトフェイシャルは、広い範囲の波長の光を用いた施術であること
- 医療レーザー脱毛は、単一の波長の光を用いた施術であること
- フォトフェイシャルと医療脱毛の施術は、数週間をあければ並行して施術が可能行
- フォトフェイシャルと顔の医療脱毛の施術を並行して行うことで、両者の永久脱毛と美肌効果を同時に期待できる
医療レーザー脱毛とフォトフェイシャルを並行して受けることは可能です。
ご希望の方は、事前のカウンセリングで施術スケジュールをご相談ください。専門のスタッフが丁寧にご説明させていただきます。