産毛は脱毛の効果がない?医療がおすすめな理由も解説
公開日:2021年07月27日
更新日:2022年06月24日

細くて薄い、目立たない毛である産毛。
でも目立たない産毛であっても、ムダ毛として気になる人もおられます。
ところが産毛の脱毛は、実際は効果がない、難しいという話も聞きます。
そこで今回の記事では、産毛の脱毛は本当に難しいのか、また産毛の脱毛に効果のある脱毛法についてもご説明をいたします。
目次
産毛の脱毛は本当に難しいのか?
では、まず産毛の脱毛は本当に難しいのか、そしてなぜ難しいのかについてご説明し、産毛でも脱毛効果のある方法をご紹介します。
産毛の脱毛が難しいワケ
産毛は非常に細い毛で、一般的に明るい色をしており、顔や首などに見られます。触った感触は柔らかく、近くでしか見ることができません。
通常、すべての女性に産毛が生えていますが、量や太さには個人差があります。ただホルモンが変化したとき、つまり妊娠後、閉経前後に量が増えることがあります。
ではこのような特徴を持つ産毛の脱毛が、なぜ難しいのでしょうか?
それぞれの脱毛法に合わせて、理由をご説明します。
毛を抜くこと
毛を抜くということは、毛根に対して強い衝撃を与えます。
その結果、毛根への血液供給が刺激されて、太くて強い毛が生えてくる可能性があります。また、巻き毛が増えることもあります。
もともと産毛であったところに、太い毛が生えてくることは絶対に避けたいところです。
脱毛クリーム
正式には除毛クリームと言いますが、ある程度の効果はあります。
ただし気をつける必要があるのは、皮膚に過度の負担を強いることです。処理後に皮膚が敏感になり、炎症を起こすことや乾燥肌となってしまうこともあります。
さらに問題は、産毛が生えるところが顔や首など、見えやすいところだということです。処理後の皮膚の反応が外部から見えるところになりますので、試しにやってみるということも難しいですし、長期間にわたって影響が残ると、日常生活に支障が出る可能性もあります。
ワックス脱毛
脱毛クリームと同様の理由で、皮膚には過度の刺激があり、産毛の脱毛にはすすめられる脱毛法ではありません。
光脱毛
脱毛サロンで用いられている光脱毛は、毛根にあるメラニン色素に反応することで効果を発揮しています。
産毛の場合、このメラニン色素が少ない、あるいは欠如しているため、脱毛効果を期待することは難しくなります。
医療脱毛
一般的に医療脱毛用のレーザーは、産毛の脱毛には効果を期待することは難しくなります。
特に広く利用されているアレキサンドライトレーザーを用いる脱毛機器の場合、毛根にある黒い色素に反応して脱毛効果を発揮するからです。
産毛の脱毛に効果のある脱毛法
では産毛の脱毛に効果のある方法には、どのような方法があるのでしょうか?
まずは、色素に反応させるタイプとは異なる脱毛機を使うことです。
ダイオードレーザーを利用する
メラニン色素に反応する熱破壊式のレーザーであっても、レーザーを出す時間を調整することや色素が薄い産毛であっても反応が期待できるタイプのレーザーを使用することで、十分な脱毛効果をえることもできます。
ダイオードレーザーは、メラニン色素への吸収率が低く、通常のレーザーでは脱毛が難しい産毛や軟毛にも効果があります。特にダイオードレーザーを使用する脱毛機であるライトシェアデュエットでは、毛質によって照射時間を変えることもできますので、さらに効率よく脱毛を行うことが可能です。
ニードル脱毛
もうひとつは、電気の流れる針を利用し、毛根をひとつずつ破壊していく方法です。ただしこの方法は痛みが強い特徴があること、また一本ずつ施術することから、産毛のように多くの毛に対処する必要がある場合は、現実的な方法ではないかもしれません。
医療脱毛で産毛の脱毛がおすすめできる理由
では次に、産毛の脱毛に医療脱毛がおすすめできる理由をご説明します。
産毛脱毛の回数や期間から見ると効率がよい
医療脱毛の最大のメリットは、永久脱毛が期待できるところにあります。
確かに医療レーザーによる脱毛は、機械の種類によって効果が現れにくいものもあります。しかし他の方法に比べ、長期間にわたる効果を得ることができるのが、医療脱毛の魅力と言えます。
また効果が現れにくいため、施術の回数や時間がかかると思う方がおられるかもしれません。
しかし通常、脇の下や足のムダ毛処理に5〜10回の施術が必要ですが、顔の産毛の施術もおよそ5回程度が一般的です。状況によっては5回以上の施術が必要となることはありますが、それでも他の部位と比べて特別多くなるということはないでしょう。
また脱毛は毛の生える周期に合わせますが、顔の産毛は通常1〜2ヶ月の毛周期ですので、施術期間は5ヶ月程度を見込んでおいてよいかと思います。これも他の部位に比べて特別長くなるといことではありません。
したがって医療脱毛であれば、その効果、また施術の回数・期間を合わせて考えると、効率がよい脱毛法だと言えるでしょう。
硬毛化や増毛に対処ができる
また産毛の脱毛の場合、先にご紹介したように毛が硬くなったり、逆に増えてしまったりすることが懸念されます。
しかし医療脱毛であれば、そのような状況になっても専門の知識を持つ医師が適切に対処できます。
いざというとき、安心して対処してもらえるのも、医療脱毛がすすめられる理由です。
産毛を医療脱毛するメリット
最後に産毛脱毛のメリットを整理しておきます。
産毛を医療脱毛すると、その後自分で処理する必要がなくなりますので、皮膚のトラブルが軽減できます。
また皮膚の表面の産毛がなくなることで、化粧の際に化粧水やクリームの皮膚への浸透がより効果的に進みます。その結果、化粧のノリがよくなります。
さらに、産毛がなくなることで皮膚が明るく見える効果も期待できます。
【まとめ】産毛は脱毛の効果がない?医療がおすすめな理由も解説
産毛の脱毛について、一般的な脱毛法に効果のない理由、また効果のある脱毛法についてご説明しました。
最終的には、産毛脱毛は高度な技術や知識が必要となりますので、やはり医療脱毛で対応することが最善です。ぜひ今回の記事を参考に、ご自身にとって最もよい産毛の脱毛法を見つけられることを願っています。